日本を飛び出したものの…「海外で通用する女、しない女」の特徴

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グローバル化が進んだ現代、海外へ在住する日本人が増えています。

出戻らないために覚悟を決めて

とくに独身女性は海外転勤にも身軽に対応でき、憧れを持って海外移住をしようとする意欲も強いでしょう。
そこで、海外在住の筆者から、「海外で通用する女、しない女」の特徴をご紹介します。

最近では企業のグローバル化が進み、海外勤務をするひとが増えています。外務省の「海外在留邦人統計」によると海外転勤をした人数は1990年代から比べるとほぼ倍増。
転職サイトを運営するビズリーチが、平均年収1,000万円強のビジネスパーソン1,701人を対象に行った調査によると、「海外で働いてみたいですか? または、海外勤務の希望はありますか?」という質問に対し、「働いてみたい」(53%)、「少し働いてみたい」(27%)を合わせると、80%が海外勤務に興味があるという結果に。(2012年の調査)

震災以降、転職する理由として「一度きりの人生なのでやりたい仕事をしたい」と、やりがいやキャリアアップのために、海外で経験を積みたいという志向が増えたといいます。
一方で、「ワークライフバランスを重視したい」「給与が下がっても、プライベートの時間を確保したい」という理由も多く、日本に見切りをつけ海外で新たな職を探そうというひとも多いようです。

これは一見、目的がありそうに見えて、実は逃げ道を求めて海外脱出をはかっているケースも少なくありません。
果たして日本で通用しなかった人が、海外で通用するのでしょうか?
結局、半年もしたら出戻ってくるパターンに……。

海外に暮らす筆者の実体験をもとに、これから脱出を図ろうとしている女性のみなさんに、「こんな女子は海外でも通用しない!」という例を紹介したいと思います。

・その1:必然がない女子は通用しない

何でもいいので、海外へ行かなければならない必然性を持ちましょう。
ただし高尚なものである必要はありません。「この国が好きだから」というほうがむしろ良いです。
「ハワイじゃなきゃ住めないの」という必然性があれば、たとえ言葉が通じなくてもそこが故郷。もう住むしかありません。

もしMBAを取得する、中国語をマスターする、といった目的がある場合は、その次のステップまで見越して旅立つことが大切です。
「MBAを取って年収2000万を目指す」「中国で貿易会社をたちあげる」など具体的なビジョンの方がモチベーションもキープしやすいもの。
資格取得や語学マスターを最終目標にして、「次の展開はそのあと考えるわ」などと中途半端な気持ちで旅立つと、ホームシックになった途端に資格も語学も投げ出してしまう結果になりやすいものです。

・その2:キャリアがない女子は通用しない

「日本では昇給も昇格も望めないから、海外で自分の可能性を試してみたい」と、海外就職を目指したものの、特別なスキルなしに会社は雇ってくれません。
それは日本も海外も一緒。むしろどこの馬の骨ともわからない日本人アラサー女子ともなれば、ハードルは高くなる一方です。

海外生活アドバイザー大森健史氏によると、「アジア圏では、アシスタント職ならば30歳手前の女性の求人は比較的多い。英語力が求められるが看護師の資格があれば、かなり強い」といいます。
まずは自分のキャリアを整理して、どんな経験をしてきたのか、何が自分の売りなのか自信を持って言えるようにしておきましょう。

筆者は20代後半に“飛び出せジャパニ”して、求人があるところに履歴書を送りまくってみましたが、当時はキャリアと呼べる知識も経験もなく、結果全く就職が決まらずに日本に出戻ってしまいました。
しかしインドネシアに移住した現在、アラフォーにも関わらず面接負けナシです。
それはひとえに「経理」の経験があったから。
これという強みがあれば、アラフォーでも雇ってくれるとこはあるんです。

・その3:日本でも他人と合わなかった女子は通用しない

先日、筆者はレストランで隣り合わせた初対面の日本人女性に、「日本が合わなくって〜、会社でも浮いちゃって、もう無視とかされちゃって〜」と延々と語られました。

この手のフレーズは海外脱出女子が口にしがちな言葉ですが、実は「日本が合わない」んじゃなくて、単に協調性がないだけかもしれません。
そういう女子はどこにいっても、周りが合わせてくれないことを「私には合わない」と言い訳します。

まずは周りに合わせられる柔軟性と協調性を身に着けることが先決です。
海外では愚痴ばかりの東洋人に誰も合わせてはくれませんよ。

・その4:海外の仕事は楽だと思っている女子は通用しない

日本人は世界でも有数の勤勉家というのは有名ですが、外国人だって結構がんばって働いているのです。

「日本の働き方はおかしい!」と海外に飛び出してみたら、実は毎日残業だった、ということも。まして就職したばかりであれば、慣れるまでにそれなりのがんばりが求められるのは当然です。
海外に行けば仕事とプライベートを区別できて、優雅なアフターファイブを過ごせるはず、なんて夢見がちな乙女気分で旅立つと痛い目にあいますよ。

しかも日本企業のようにきっちりとした残業代がつかないこともあるので、むしろ日本で働いていた方が良かったという事態にもなりかねません。
仕事がきつくて海外に逃げている時点でNGということですね。

日本でもさほどキャリアを積まないうちに「日本が合わないという」消極的な理由と、「何か変われるかも」という期待だけを持って海外へ飛び出すと、何も得ることなく日本に戻ってしまうパターンに陥りやすいのです。

アラサー世代は、仕事も恋愛もこれからキャリアと呼べる実力を身につけていく時期。
行くからには転んでもただではおきない覚悟で世界に飛び出しましょう。

出戻り帰国おばさんになってしまっては、どこにも居場所がなくなってしまいますよ。

Written by Gow! Magazine編集部
Phote by Mustafa Sayed