国産初のステルス実証機「X2」が22日、名古屋空港を飛び立ち、航空自衛隊岐阜基地までの初飛行に成功した。中国ではかねてより「X2」が大きな注目を集め、その動向が逐次報じられていたため、今回の初飛行も各メディアが取り上げている。(イメージ写真提供:123RF)

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 国産初のステルス実証機「X2」が22日、名古屋空港を飛び立ち、航空自衛隊岐阜基地までの初飛行に成功した。中国ではかねてより「X2」が大きな注目を集め、その動向が逐次報じられていたため、今回の初飛行も各メディアが取り上げている。

 中国メディアの国際在線は、「X2」の初飛行について複数の写真とともに伝え、「防衛省は7年前からX2の開発に取り組んできた」としたうえで、すでに394億円を投じていると紹介。さらに、機体とエンジンのいずれも国産であることを指摘したうえで、レーダーに探知されにくい設計となっていることを伝えた。

 また、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報も複数の写真とともに「機密性の高い“敏感”な箇所も写った写真が初めて公開された」と伝えつつ、X2ではなく「心神」という名称とともに「エンジンの推力方向を調整する推力偏向パドルが採用された点」など、外観の特徴が特に目を引くと主張。

 「心神」という名称は正式名ではないが、中国ではもはや「心神」という名が定着してしまったようで、今なおX2を心神という名称で呼ぶメディアも多い。

 X2の開発状況はかねてより中国で関心の的だった。X2はあくまでも先進技術実証機であり、戦闘機ではないものの、中国では「わが国の戦闘機より戦闘能力ははるかに劣る」などといった主張も多く見られた。日本の国産戦闘機開発に向けた取り組みを中国がいかに関心を持ち、警戒しているかが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)