女性の「おりもの」の色・状態からわかる健康・病気チェックリスト5つ

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成熟した女性なら誰にでも見られる“おりもの”。ですが、とても身近なものであるにもかかわらず、意外と、おりもののことについて知らないこともありますよね?

おりものは健康状態、ホルモンバランス、子宮や膣の病気……など様々なことを伝えてくれています。

そこで今回は、ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック院長の対馬ルリ子先生総監修『生理(月経)のトラブルがつらいときの本』や女性の医学事典『ウィメンズ・メディカ』などを参考に、“おりものの色・状態”からわかる健康・病気チェックのコツをご紹介します。

 

■1:健康状態が良いときの“おりものの状態”って?

まず始めに、健康状態が良いときの“おりものの状態”についてです。

妊活中であれば、おりものの変化に敏感になることと思いますが、そうではないと、どのときにどういう変化があるか、あまりよく知らないという方も少なくないのではないでしょうか?

『生理(月経)のトラブルがつらいときの本』を参考にまとめてみました。

(1)月経後から卵胞期・・・もっともおりものの量が少ない時期。粘り気のないサラサラしたおりものが少し出るようです。ときに茶色いもの(経血の残り)が混じることもあるそうですが、基本的に、色は“白〜クリーム色”とのこと。

(2)排卵前後・・・精子を受け入れ、妊娠を成立させるために、卵の卵白のような、透明でドロッとしたおりものがたくさん出ます。排卵期(2〜3日間程度)がもっとも量が多いようです。粘り気もあります。

(3)黄体期・・・排卵から黄体期にむけて、粘り気が減っていくそうです。色は、透明から白く濁ったような感じに変化。量はやや多め。月経の2、3日前はにおいも強くなります。

上記(1)〜(3)のサイクルを見てみて、量や色・におい・状態が、周期によって変化していることがわかりますよね。

この正しいサイクルを知っておくと、「今日、おりものの量が多いけど大丈夫かしら?」などの不安がすこし減るのではないでしょうか。

また、年齢によっても、おりものは変化するといいます。女性ホルモンのピークを迎える20〜30代は最もおりものの量が多く、女性ホルモンの分泌減少とともに、40代〜閉経前後、徐々に減っていくようです。

 

■2:病気の早期発見の手がかりになる“おりものの色・状態”

上述のとおり、卵胞期・排卵期・黄体期……の“女性の体の周期”によって変化が見られるおりもの。そんなおりものですが、病気の早期発見の手がかりにもなることをご存じでしょうか?

『ウィメンズ・メディカ』を参考に、“おりものの色・状態”からわかる、疑わしい病気を5つご紹介します。

(1)白か透明のおりものが増える・・・性器クラミジア感染症

感染初期には“白か透明”のおりものがちょっと増える程度で、進行すると、黄色っぽいおりものに変化することがあります。

健康状態が良いときでも、白・透明のおりものが出るため、自覚しづらいのが難点ですね。実際のところ、感染初期に発見されにくいようですが、感染を知らずに放置していると、不妊症になりやすいことが指摘されています。

(2)黄色い膿のような・・・淋菌(りんきん)感染症

上述の性器クラミジア感染症と同じように、感染初期は“白か透明”のおりもので、はっきりと症状が出ないため自覚しづらい、淋菌感染症。

ただ、進行すると、“においが強い、黄色い膿”のようなおりものがたくさん出るとのこと。いつもとは違う、強いにおいをともなっていたら、要注意です。

(3)白・クリーム色、カッテージチーズのような・・・膣カンジダ症

カンジダ真菌というカビの増殖により発症する、膣カンジダ症。

この病気にかかると、初期は白・クリーム色のおりもの。進行すると、カッテージチーズや豆腐のような白いカスがポロポロ出るという変化があるようです。くわえて、外陰部のかゆみ・ただれも見られます。

(4)黄色から緑がかった泡状のおりもの・・・膣トリコモナス症

泡のような、黄色から緑がかったおりものが多量に出た場合は、膣トリコモナス症が疑われるようです。腐敗臭のような生臭いにおいをともなっていたり、外陰部・膣に強いかゆみが現れたりしたら、すぐに病院を受診してください。

(5)茶褐色や黒褐色・・・子宮がん

茶色いおりものは、経血の残りという可能性がありますが、“茶褐色や黒褐色”のおりものやにおいが強いおりものが増加したときは、一定の注意を払うようにしましょう。不正出血の可能性もあり、子宮がんのおそれがあります。

 

■3:婦人科でどのような検査が行われるの?

「おりものがいつもとは違うような気がする……」と何らかの異変を感じたら、婦人科の受診をおすすめしますが、婦人科でどのような検査をするのか不安を感じてしまいませんか?

『ウィメンズ・メディカ』によれば、おりものの異常、外陰部の痛み・かゆみなどがある場合は、“おりもの(膣分泌物)検査”が行われるとのこと。

具体的には、

・膣内に膣鏡を入れ、めん棒でおりものを軽くぬぐって採取

・おりものを顕微鏡で見たり、培養検査をしたりする

・原因菌の有無、菌の特定をした上で、必要な薬が処方される

この検査に、すこし抵抗感を覚える方も少なからずいらっしゃるかもしれませんが、早期発見・治療をするためにも、「あれ? おかしい……」と思ったらすぐに受診するようにしてくださいね。

 

いかがでしたか?

おりものは、女性特有のもの。常日頃から色やにおい、状態に敏感になっておきたいものですね。ご参考にしてみてください。

(ライター 大宮つる)

 

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【参考】

※ おりものの臭いきつくない?「子宮頸がん」が進行すると出る症状6つ - WooRis

※ 対馬ルリ子(2008)『生理(月経)のトラブルがつらいときの本』(小学館)

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ Piotr Marcinski / Shutterstock