眠れない…近隣トラブルで最多の「騒音問題」の上手な対処法4つ

写真拡大

春は始まりの季節、新しい土地でスタートを切る人もいるかもしれません。引っ越し先でのご近所との付き合い方や距離の置き方に悩むことはありませんか? 特に、マンションなどの集合住宅の場合、隣にどんな人が住んでいるのか気になりますよね。

実際、日本法規情報が実施したアンケートでは、43%もの人が“近隣トラブルに遭ったことがある”と答えています。人間関係が希薄な現代だからこそ多い悩みなのかもしれませんね。

そこで今回は、よくある近隣トラブルである“騒音問題”とその解決法を日本法規情報のアンケートを参考にしつつ、行政書士の北浦千加さんにお話を聞きました。

 

■最も多い近隣トラブルは“騒音”

マンションに住んでいると、どうしても気になってくるのが“騒音問題”。上の階の子どもが走り回っている音や、隣から聞こえてくる生活音に悩まされることもあるかもしれませんね。アンケートでも近隣トラブルの内容は、3割の人が選んだ“騒音問題”が一番多い結果になっています。

特に騒音問題は、個人的な感じ方の違いがあったり、直接注意したりすると、ご近所との関係にヒビが入ってしまうという恐れから、我慢してしまうケースが多いそうです。

では、快適に生活するためには、どのようなことに注意して何をすれば良いのでしょうか? 行政書士が教える、その対処法をお伝えします。

 

■対処法1:騒音の発生元をきちんと調べる

まずは、騒音がどの部屋から発生しているのかを確かめることが大切になってくるといいます。なぜなら、上の部屋から聞こえてくると思っても、実は配管や鉄筋を伝わり、思いもよらない所が騒音の発生元であるケースもあるからです。

上の部屋から聞こえると思って、直接苦情を言いに行ったら「心当たりがない」と言われ、問題がこじれてしまうことも……。まずは騒音を出している部屋がどこなのかきちんと確認して、間違いなさそうだったらそれとなく伝えてみましょう。

騒音の元が分からない場合は、管理会社に相談し、管理会社から住民全体に周知してもらうことから始めるといいかもしれません。

 

■対処法2:“内容証明”で伝える

次に、直接本人に伝えたり、管理会社に伝えたりしたのに改善しないという場合はどうしたらいいでしょうか?

そんな場合には、“内容証明”を騒音の発生元の主に書くのがよいそうです。“内容証明”とは、郵便物の文書の内容を郵便局が証明している手紙のこと。将来的なトラブルの予防や裁判での証拠としての意味を持たせることもできます。

“内容証明”を送るためには、騒音の発生元が特定できていることが大切になってきますが、「もし、発生元が分からない場合には、管理会社宛てに出すという方法もありますので、あきらめずに書いてみましょう」とのこと。

注意しなくてはならないのは、感情に任せてただ書いても、相手には理解されないということ。理解されるためにはどのような内容にするのか、そして、どのように書くのかを明確にしておく必要があります。

詳しい人か行政書士等に依頼すると、より一層、効果的な文章で作成してくれるので安心ですよ。ただし、郵便局が手紙の内容を証明してくれるだけで、法的な強制力はないのでご注意を。

 

■対処法3:警察に相談した方がよい場合も

騒音を発している相手が特定でき、明らかに近所に迷惑をかけていることが分かっている場合は“警察”に相談してみるのもいいかもしれません。また、「騒動をおこしたら通報する」と相手に伝えると効果的だそうです。“警察”というだけで、身構えてしまうものです。

我慢すればいいと思わずに、警察に相談することも視野に入れておくとよいでしょう。

 

■対処法4:裁判で“損害賠償請求”を行うことも

内容証明を送ったにも関わらず、それでも状況が改善しなかったという場合はどうしたらよいでしょうか?

特に、分譲マンションの場合は引っ越すことも難しいですし、精神的にも身体的にも負担が出てくるような深刻な場合は、“損害賠償請求”ができるということを頭に入れておくいいかもしれません。

島田さくらさん、正木裕美さん監修の著書『愛とお金と人生の法律相談』によると

<テレビの音や洗濯機の振動音など、日常生活から発生する生活騒音を規制する法律はありませんが、受忍限度を超える違法な騒音で頭痛、不眠、自律神経失調症等の肉体的被害を受けた場合、裁判で「損害賠償請求」を行うこともできます。>

とのこと。

注意することは、“損害賠償請求”を行う場合、騒音と病気に因果関係があることを証明する必要性が出てくるということですね。判断に困ったら、信頼できる弁護士に相談してみましょう。

 

以上、よくある近隣トラブルである“騒音問題”とその解決法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

各部屋の住人の生活スタイルにより感じ方が違ったり、騒音の起きる時間帯も異なってきます。快適な生活を続けていくためには、我慢し過ぎず、少しずつでも改善していく意志が必要になってきますね。

(ライター 高瀬真澄)

 

【取材協力】

※ 北浦千加・・・行政書士きたうら総合事務所代表。中小企業で20年以上にわたり、経理・人事・総務・法務を経験し、企業の実務に精通。その経験をもとに中小企業の経営を裏方から支援。また、親の介護と相続の経験からその大変さを少しでも楽にしたいと「いざという時に困らない介護と相続、葬儀後の手続き」をテーマに活動中。

 

【関連記事】

※ 身から出たサビ…!? 「ご近所トラブルに巻き込まれやすい」人の特徴3つ

※ 「ご近所トラブル」の原因、3位ペット2位駐車違反を圧倒的に超える1位は?

※ 悲劇を避けるために…「ご近所トラブル」に巻き込まれた時の対処法3つ

 

【Specialコンテンツ(PR)】

※ 部屋干しが辛い!プロが語る主婦のお悩み「洗濯物の生乾き臭」の意外な原因

※ 杉本彩の美肌の秘訣!「毛穴の黒ずみが消える」と話題のすごいクレンジング

※ メイク直しが激減!ありそうでなかった「顔専用」の制汗ジェル

 

【姉妹サイト】

※ ポチャ子になる原因は…その部屋!? 「住むとブクブク太る部屋」特徴4つ

※ 閲覧注意!マツコも度肝を抜かれた「世界で目撃された謎のUMA」3つ

 

【参考】

※ 近隣トラブル意識調査 - 日本法規情報株式会社

※ 島田さくら/正木裕美(2016)『愛とお金と人生の法律相談 女性のためのトラブル解決』(プレジデント社

 

【画像】

※ Iakov Filimonov / Shutterstock