ジカ熱を防ぐ新兵器は「汗をかく広告看板」

写真拡大

ジカ熱を媒介する蚊をおびき寄せて退治できる広告看板が、ブラジルで開発された。最大4km離れた場所の蚊を誘うことが可能で、1つの看板で1日に数百匹の蚊を退治できる。クリエイティヴ・コモンズ・ライセンスで誰もが作成可能だ。

「ジカ熱を防ぐ新兵器は「汗をかく広告看板」」の写真・リンク付きの記事はこちら

ブラジルで広告を手がけるPosterscope社NBS社が、「蚊を殺す広告看板」を開発した

この看板は、炭酸ガスと微量の乳酸を含むミストを同時に噴射する。この2つの物質はそれぞれ、寝ている哺乳類の呼気と人間の汗を模倣した成分でできており、ジカ熱の主要な感染経路である蚊(ネッタイシマカ)を最大4km離れた場所から看板におびき寄せるという。また、蛍光灯のブラックライト(長波長の紫外線を放射する電灯)も、蚊を引き寄せる役割を果たす。

看板には蚊を捕獲する装置が取り付けられており、地上から平均1.2m上空を飛ぶ蚊を捕らえる。この装置には蚊が入り込める穴が開けられ、隔離フィルターがついたゲージによって、入り込んだ蚊が中に閉じ込められるしくみとなっている。看板の中に閉じ込められた蚊は、水分を失って死んでしまう。開発した企業によれば、1つの看板で、1日に数百匹の蚊を退治できるという。

RELATED

この看板の設計書は、クリエイティヴ・コモンズ・ライセンスの下で誰でもオンラインでダウンロードして共有したり、看板を作成したりすることができる。製作費も数千レアル(1レアル=30円)だ。