22日、中朝関係の悪化を受け中国が脱北者の扱いを変更した可能性があると専門家は注目している。写真は中朝国境。

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2016年4月22日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトによると、脱北者が増加し、中国の難民政策に注目が集まっている。

4月初頭、浙江省寧波市の北朝鮮レストランから従業員13人が集団脱北した。第三国を経由して韓国に移動した。中国は北朝鮮と引き渡し条約を締結しており、脱北者は発見し次第北朝鮮に送還する政策をとってきた。今回の集団脱北では合法的な旅券を保持していたため第三国への出国を許可したと中国は説明しているが、中朝関係の悪化を受け中国が脱北者の扱いを変更した可能性があると専門家は注目している。

中国にとって脱北者は敏感な問題だ。北朝鮮を脱出して韓国にたどりついた、いわゆる脱北者は2011年までの累計で2万3000人だが、中国国内に隠れて暮らす北朝鮮人は20万人に達すると推計されている。北朝鮮の体制が崩壊すれば数百万人もの難民が中国に流入する可能性が高い。昨今は中東、欧州の難民問題が話題だが、中国もまた潜在的な難民リスクを抱えた国となっている。(翻訳・編集/増田聡太郎)