21日、中国のインターネット上に、熊本県で起きた地震で中国人が驚いたことについて紹介する記事が掲載された。写真は被災地の様子。

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2016年4月21日、中国のインターネット上に、熊本県で起きた地震で中国人が驚いたことについて紹介する記事が掲載された。

記事は、エクアドルで起きた地震と同クラスの地震だったにもかかわらず、熊本では被害が「奇跡のように少なかった」と紹介。日本で被害が最小限にとどめられた要因をいくつか挙げている。

まずは、「迅速な救助活動」だ。14日午後9時26分に最初の大きな地震が発生したが、同9時30分過ぎには防衛省が災害対策室を設置、同10時過ぎには自衛隊を現地に派遣した。記事は、この素早い初動が多くの被災者を救ったとしている。

次に、「被災した人々の意識」だ。日本は火山性の地震が頻発する国で、子どものころから防災意識が根付いていることも被害をとどめる要因だったと指摘。「他のどの国でも想像できない(被害の少なさだ)」としている。

また、「各界からの支援」も大きいという。携帯大手のソフトバンクは被災地の電波状況の改善のため、気球を使った通信基地局を設置。通信データ量超過による速度制限も撤廃した。被災地近くの一部のスーパーでは、食料品や日用品を低価格で販売するなどの支援も行った。

「日本人の秩序」についても言及している。「日本を旅行している際に、日本の街が清潔で、人々は秩序を保って行動し、礼儀正しいことに気付く。これを“偽善”だと考える人も少なくないが、驚くことに避難生活の中にもこの“偽善”はあった」とし、物資を受け取る時は必ず列に並んだり、普段の生活通りにごみをきちんと分別したりしていることを紹介した。

さらに、「医療費の免除」だ。記事は日本の報道を引用して、多くの人が着の身着のままで避難したことから、健康保険証や所持金がなくても医療を受けられたと紹介した。

記事は最後に、「日本人の災害の中での秩序には感心せずにはいられない。これらは、過去の教訓から成り立っているもの。天災は予測することができないが、防災の手段は絶えず進歩させることができる。日本国民の素養はある意味で地震よりも“恐るべき”ものなのだ」と結んでいる。(翻訳・編集/北田)