2008年に中国で発生した四川大地震では多くの学校が倒壊し、瓦礫の下敷きになって多くの児童や教師が死亡した。中国と異なり、日本では学校の校舎や体育館は避難所として使用されるほど堅牢な作りとなっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 2008年に中国で発生した四川大地震では多くの学校が倒壊し、瓦礫の下敷きになって多くの児童や教師が死亡した。中国と異なり、日本では学校の校舎や体育館は避難所として使用されるほど堅牢な作りとなっている。

 中国メディアの新華社はこのほど、熊本地震は災害を前にした日本の堅牢性と脆弱性を露わにしたと伝え、日本では比較的古い家屋などは地震によって倒壊してしまったと伝える一方、建設された時期が新しい建物は大きな揺れにも倒壊しなかったと驚きを示した。

 記事は、熊本県宇土市の市役所庁舎が地震によって倒壊の危険性が生じたことを指摘し、宇土市の市役所庁舎のように現行の耐震基準に適合していない建物は地震災害を前に大きなリスクであると主張。また、空港や新幹線、一部の高速道路が機能しなくなり、物流も滞ったことは、災害に対する日本の脆弱性の1つであると論じた。

 一方で、熊本地震の大きな揺れでも倒壊した学校はなかったと伝え、多くの被災者たちの避難場所として機能したことを指摘し、日本において学校は被災者にとっての「ノアの方舟」となったと主張。学校の頑丈さは災害における日本の堅牢性の1つだと指摘している。

 記事は交通インフラを日本の脆弱性の1つとして挙げているが、さすがにこれは致し方無いところがあるだろう。道路や線路が地面に接して存在している以上、地震の影響を回避することは不可能だからだ。熊本地震と同規模の地震が発生すれば、中国高速鉄道も脱線などの影響は生じることになるはずで、中国も熊本地震を対岸の火事として見ているだけではいけないはずだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)