19日、中国の映画評論家・韓浩月氏は「日本映画は中国社会への影響力を完全に失った」と題する記事を、中国の交流サイト(SNS)微信に投稿した。写真は「ビリギャル」の報道。

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2016年4月19日、中国の映画評論家・韓浩月(ハン・ハオユエ)氏は「日本映画は中国社会への影響力を完全に失った」と題する記事を、中国の交流サイト(SNS)微信に投稿した。

日本映画「ビリギャル」がこのほど、中国で劇場公開された。ネット上での評価はおおむね高かったが、市場の反応は芳しくなく、興行収入も伸び悩んだ。同作は5年ぶりに中国で公開された映画だった。5年前、村上春樹原作の日本映画「ノルウェイの森」が中国で公開されたが、成績は惨敗に終わった。中国で日本映画が「氷河期」に入って久しい。

中国人はかつて、日本映画が好きだった。「君よ憤怒の河を渉れ」(76)、「サンダカン八番娼館 望郷」(74)が公開された時、中国の観衆は熱狂的に迎え入れた。日本文化が中国社会に与えた衝撃、影響は大きく、人々の記憶の中に今も残っている。

一方、中国人にとって今最も人気の旅行先は日本だ。日本好きの人たちは日本製品やサービスを愛し、熱狂する。逆にそんな現象を冷ややかな目で見る人たちもいる。中国社会が日本を見る目は分裂しているのだ。日本製品が競争力を持ち続ける一方、映画のように「精神的な製品」の魅力はあせている。(翻訳・編集/大宮)