<パナソニックオープン 2日目◇22日◇千葉カントリークラブ梅郷コース(7,130ヤード・パー71)>
 2013年以来の開催となる「パナソニックオープン」はアジアンツアーとの共催大会であるため、普段見慣れない名前がリーダーボードをにぎわすことでおなじみだ。例えば、トータル8アンダーで首位に立った市原弘大に1打差につけたインドのシブ・カプール。日本での戦いは9回目を数える34歳は、今回が初参戦の選手も多い国際色豊かなフィールドの中では知る人ぞ知る存在かもしれない。
カプールいわく市原弘大は“スマイリーフェイス”
 2005年の「アジアジャパン沖縄オープン」で初来日後、たびたび訪れる日本での戦いはカプールにとって楽しみが多い旅となる。「日本のコースはグリーンが硬くてトリッキーなコンディションになることが多くてチャレンジングで楽しい」と2012年大会で4位タイに入るなど結果も出ているコースとの相性の良さも無関係ではないが、何より楽しみは買い物と食事だという。
 「日本食が本当に大好きなんだ。昨日はヤキニクを食べたし、今日はスシとサシミを食べようと思う」。さらに、今大会前の火曜日には東京都内でこちらも大好きだという日本のウイスキーを大量購入。ちなみに一番好きなブランドは山崎だとか。「あ、トーナメント中は飲まないよ?終わってから飲むから家に郵送したよ(笑)」
 そんな調子だから日本選手のこともよく知っている。「ユーサクミヤザトとはもう15年くらいの付き合いになるし、世界でも有数のスイングの持ち主だ。トモヒロコンドーも知ってる。タイチテシマはヨーロピアンツアーで一緒になって知っている。みんな人柄が良くてナイスガイだ」。
 母国のインドはPGAツアーで活躍するアニルバン・ラヒリの登場にゴルフ熱も少しずつではあるが高まりつつある。メジャースポーツであるクリケットにはまだまだ及ばないものの、8月のリオ・オリンピックでのゴルフ競技はインドゴルフ界をさらに発展させてくれるとカプールも期待する。もちろん自身もまだ代表入りはあきらめていない。
 「僕の上にはまだ選手がいる(インド内で9番目)ので今回いい結果を出して代表選手になりたい。でも仮に、2016年に出れなくても、2020年にまたチャンスがあると思う。そこで東京に戻ってきたいね」。大好きな日本での共催大会は、壮大な夢の第一歩となるか。
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