<フジサンケイレディスクラシック 初日◇22日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367ヤード ・パー72)>
 
 『フジサンケイレディスクラシック』初日は6アンダー首位の笠りつ子、4アンダー・2位タイの上田桃子ら出場する熊本勢5選手がすべてアンダー発進。20歳のプロ3年目で、ツアー本格参戦初年度の野口彩未も“覚悟を持ったプレー”でツアー自己ベスト“68”をたたき出し、2位タイにつけた。
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 大会前に「熊本出身でみんなに元気になってもらえるようなプレーをしたい」と思いはあったものの、昨季まではレギュラーツアー出場1試合。今季はQTランキング40位の資格で6試合出場するもベストスコアは“73”ですべて予選落ち。“今までの成績では言えない”と感じていたが「気にせずに1打1打に集中しました」と奮起。今回のコースは初体験だが、2アンダーとして迎えた13番パー4でチップインイーグルを奪い、その後も「リーダーボードを見たら、笠さんがトップで“強いな”と。私も踏ん張らないといけない」と同郷の先輩から刺激をもらい、最後まで踏ん張って上位をキープした。
 生徒が校庭に“SOS”という文字を書いて支援を求めたことで話題となった熊本国府高校出身で「出身高校も、中学校もニュースになっている。自分が何をすればいいのか」と葛藤。4月14日に起きた最初の“前震”だけでなく、4月16日の“本震”も体験し、さらに母・恵美さんと二人暮らしのため今大会の出場もためらった。
 だが「母に“プロゴルファーという仕事なんだから覚悟をもって”といわれた」ことで出場を決めた。コース入りしてからも知りえた情報を逐一母に連絡していたが「(情報を)送りすぎて“集中しなさい!”って言われました」と背中を押してもらった。
 車中泊の困難な状況が続く母は、今週42歳の誕生日を迎える。厳しくもあたたかく送り出してくれた愛に報いるため、初の予選突破を果たし、最終日まで戦いぬく。
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