春は、出会いと別れの季節。新しい恋の始まりを予感している人もいれば、1つの恋がそっと終わりを告げた人だっているはず。恋に悩む人も、愛ってなんだろうと考える人も、きっといるはず。女子にとって「恋愛」って一筋縄では語れない、大切なものですよね。

そんな恋する女子必読の「恋愛」にまつわる名言を、『GRANTA』日本版「日本の若手作家ベスト11」特集に登場した作家さん6人に特別に聞いてきました♡

さらに今回の特集で書き下ろした作品の見どころについてもご紹介していきますので、合わせてチェックしてみてくださいね。

 

■西加奈子さんが考える「別れ」


イラスト:我喜屋位瑳務

別れとは、「すべての生物に必要なこと」。

略歴:2004年『あおい』でデビューし、07年『通天閣』で第24回織田作之助大賞、11年咲くやこの花賞、13年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、15年『サラバ!』で第152回直木賞を受賞するといった華麗なる経歴の持ち主で、今後の活躍も注目されています。

作品タイトル:「待つ」
読みどころ:カフェやトイレのちょっとした待ち時間に、ついついスマホを見てしまう。止められない。でも、一見ムダな待ち時間こそ、大切な一瞬だった! 今をときめくベストセラー作家の教える「生の気付き」。

 

■朝井リョウさんが考える「出会い」


イラスト:我喜屋位瑳務

出会いとは、「変化する機会」。

略歴:2009年、映画でも大ヒットした『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞受賞。受賞作がベストセラーになり、現役大学生作家として注目され、2013年1月、『何者』で満を持して第148回直木賞を受賞! その実力はさることながら、世間からの注目度も群を抜いています。

作品タイトル:「引金」
読みどころ:変わりたいのに、変わることをできない。そんな友人がいる主人公の「僕」自身も、かつては部屋に閉じこもっていた。そんな「僕」を変えた出会いとは? そして「僕」が友人のために選んだ選択とは?

 

■村田沙耶香さんが考える「出会い」


イラスト:我喜屋位瑳務

出会いとは、「自分の無意識が本当に求めているもの、探し続けているものを、自分の人生の一部にすること」。

略歴:1979年生。少女が抱える性への違和感を描いた『しろいろの街の、その骨の体温の』が新鋭作家に与えられる三島由紀夫賞を受賞。その後、大人の女性が直面するセックス・恋愛・出産の問題に挑んだ『殺人出産』『消滅世界』では、常識に縛られない性のあり方を探り、大きな話題になっています。

作品タイトル「素敵な素材」
読みどころ:シルクよりカシミアよりも素敵な素材、それは人毛。死後の人体を活用することが当然の社会で、それを嫌悪する婚約者に合わせようとする「私」だったが…。読んでいるうちに、残酷と美がひっくり返る驚愕の一篇。

 

■滝口悠生さんが考える「出会い」


イラスト:カズモトトモミ

出会いとは、「祝うべき偶然」。

経歴:2011年「楽器」でデビュー。新人離れした語りの芸でつづる人情味が注目されています。巧みな語りで人々の記憶を掘り起こし、生の奥行きを味わわせてくれる作風が魅力です。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川賞を受賞し、一層の活躍が期待される若手のひとり。

作品タイトル:「犬の尻のあたり」
読みどころ:もう戻れない日々が鮮やかに蘇る。子どものころから毎日散歩していた愛犬と死に別れた主人公。いっしょに歩くことは2度とできないけれど、主人公の脳裏には、いまも前を歩く愛犬の姿がありありと浮かぶ。

 

■上田岳弘さんが考える「愛する」、「嫉妬」


イラスト:長崎訓子

愛するとは、「パズルのピースをはめるように、お互いの欠落を引き受けあうこと」。

嫉妬とは、「見たくないのについ視線が向かう、鏡に映った自身の欠落。それを見る感情」。

略歴:2013年、「太陽」でデビュー。地球全体、さらには太陽系までを射程に収める、広大な作品世界を構築。次作『私の恋人』では、なんと10万年の時を超えて転生する恋物語を展開するなど、並外れたスケールを見せる若手作家。同作で第28回三島由紀夫賞を受賞。

作品タイトル:「重力のない世界」
読みどころ:失ったはずの愛が帰ってきた。未来の世界では、人々は個人であることを捨てて皆で意識を共有しながら仮想の人生を送っている。だが、システムのバグなのか、「僕」の前には、いなくなったはずの実人生の妻と娘が現れ……。

 

■温又柔さんが考える「出会い」


イラスト:カズモトトモミ

出会いとは、「眠っていた自分らしさを覚醒させられること」。

経歴:1980年、台北市生まれ。3歳の時に家族と東京に引っ越し、台湾語混じりの中国語を話す両親のもとで育った、台湾籍の日本語作家。2015年、3つの母語の狭間で揺れ惑いながら、自身のルーツを探るエッセイ『台湾生まれ 日本語育ち』を刊行し、新聞各紙で話題に。

作品タイトル:「被写体の幸福」
読みどころ:彼が見ていたのは、私じゃなかった。台湾人の思希(シキ)にとって、日本は、祖父の記憶つながる特別な国。念願かなって留学した先で、日本人の男性写真家と知り合う。この出会いが、思希自身も知らなかった、心の奥底の願いに気づかせる。

 

どれも素敵な名言でしたね。今、恋をしているあなたは、きっとココロに響いたのではないでしょうか?

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