22日、韓国人元慰安婦2人が熊本地震の被災者に寄付金を送ると表明したことをめぐり、韓国国内で賛否の声が巻き起こっている。写真は熊本地震の被災地。

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2016年4月22日、韓国メディア・韓国日報によると、韓国人元慰安婦2人が熊本地震の被災者に寄付金を送ると表明したことをめぐり、韓国国内で賛否の声が巻き起こっている。元慰安婦らの姿勢を称賛する意見が多数派ではあるものの、一部で「日本に温かい態度を示すなら謝罪など要求するな」といった批判が寄せられているのだ。

元慰安婦の金福童(キム・ボクトン)さんと吉元玉(キル・ウォンオク)さんは20日、熊本地震の被災者を支援するため130万ウォン(約12万5000円)を寄付すると明らかにし、ソウルの日本大使館前で開いた「水曜集会」で、参加者らにも賛同と募金を呼び掛けた。これに、韓国人からは「おばあさんたちの姿から多くのことに気付かされた」「今の時代を救う美しい精神」など称賛の声が寄せられた。

しかし「おばあさんたちの真心をひねくれた視線で捉える世論も少なくない」と記事は伝えている。ある女子大生は「慰安婦被害の当事者が寄付金を送れば、日本にこびているようにみえる。日本がありがたいと思うかも疑問」とし、27歳の会社員の男性は「日本人が選んだ日本の政治家がおばあさんたちを売春婦扱いしているのに、そんな日本人を助けようという言葉は理解できない」と語る。

ネット上ではさらに過激な反応が表れている。「おばあさんたちを踏みにじった人の中には一般人もいた。その子孫が地震に遭ったんだ」として元慰安婦の立場を理解できないとする声や、「強姦犯や殺人犯が傷を負ったからって、それを助けるのは正しい行動なのか」などのコメントがあったと記事は伝えた。

また、同記事に寄せられた声のうち、最も多くの共感を得た意見は「助けようという気持ちを示すのは本当に見事なこと。でも、助けるなら日本ではなくエクアドルを助けよう」というもの。他には、「心から、寄付しないでほしかった」「反省しない人たちに寛容な心が必要?」「あちらの国よりも貧しい韓国が、なぜお金を集めて送らなきゃいけなのか」「これだから韓国はいつも日本に利用されてばかりなんだ」「寄付までするのはオーバー。慰めの気持ちを伝えるくらいでいい」などのコメントが多数。また「どうせ自分のお金を出すわけでもないのになぜ騒ぐ?」「小さいことにも感謝する日本人だから、(寄付すれば)慰安婦のおばあさんたちを助けてくれるんじゃないか?」との意見もあった。(翻訳・編集/吉金)