20日、中央文化革命小組最後の生存者、戚本禹氏がこのほど病没した。写真は文化大革命を宣伝する絵。

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2016年4月20日、戚本禹(チー・ベンユー)氏が胃がんのため上海で病没した。享年は85歳。香港紙アップルデイリー電子版が伝えた。

戚氏は文化大革命を主導した中央文化革命小組の最後の生存者だ。ただし権力闘争に敗れ、文化大革命中の1968年に失脚。文革終了後の1980年に逮捕され、反革命宣伝扇動罪などの容疑で懲役18年の刑を受けた。

1986年に保釈され上海図書館職員として働き、1990年代初頭に定年退職している。中国社会でも記憶が薄れつつある文化大革命だが、その中枢を知る最後の証言者がこの世を去った。(翻訳・編集/増田聡太郎)