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日本オラクルは4月21日、システムを自社のデータセンター置きつつ、ハードは買い取りではなく、月額課金のIaaS、PaaSサービスとして利用できる新しいクラウドサービス「Oracle Cloud Machine」を提供開始した。

「Oracle Cloud Machine」は、ハードウェア、ソフトウェア、クラウド管理、サポート、IaaSを月額課金で提供するもので、オンプレミスのシステムとクラウドサービスを連携させて利用するハイブリッドクラウド向けのサービス。また、金融や公共など、データを外部に出したくないという、セキュリティ要件が厳しい顧客向けに提供することも想定している。

ハードウェアは垂直統合システムで3モデルが用意され、料金は、もっとも低額の「Model 288」で月額259万2,000円(税別)となる。

システム自体は自社内に置くものの、ハードのメンテナンスのほか、導入設定、モニタリング・サポート、管理はすべてオラクルが行う。基本的に顧客がハードウェアに触れることはない。なお、上記の月額料金には上記の保守やサポートも含まれている。

また、これらインフラを利用するIaaSのほかにも、Oracle Cloudで利用されるソフトウェアを備えており、「INTEGRATION CLOUD SERVICE」、「JAVA CLOUD SERVICE」、「DATABASE CLOUD SERVICE」のPaaSを追加(有料)で利用できる。

日本オラクル 執行役員 クラウド・テクノロジー事業統括 Fusion Middleware事業統括本部長 本多充氏は、「Oracle Cloud Machine」のメリットとして、セキュリティ、運用・管理、ネットワークの3つを挙げた。

セキュリティ面では、機密データを外部に出す必要がなく自社内で運用できるため、コンプライアンス、個人情報保護、法規制等の各種規制への対応が容易な点。運用・管理では、メンテナンス・タイミングを顧客に要望により調整可能な点で、バッチの適用などを最長3カ月延長可能だという。

そして、ネットワーク面では、顧客のデータセンターにサーバを置くことにより、レイテンシが低く抑えられる点を挙げた。

日本オラクル 取締役 代表執行役社長 CEO 杉原博茂氏は、「いま、お客様のクラウドが加速しているのを実感しているが、物理的にデータを外に出せないお客様は、パブリッククラウドの利用を躊躇している。Oracle Cloud Machineは、そういうお客様にもクラウドサービスを利用いただける。また、ネットワークの面では、クラウドに接続する場合のゲートウェイとしても利用できる。オラクルはクラウドをお客様のところにお届けするという『Cloud AT CUSTOMER』でもNo.1を目指していく」と述べた。

(丸山篤)