日本との中国人観光客呼び込み合戦を繰り広げている感のある韓国だが、このほどある前時代的な化石のような「規制」によって、中国人観光客を激怒させてしまった。その規制とは「屋外での生ビール販売禁止」だ。中国メディア・環球網が20日に報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本との中国人観光客呼び込み合戦を繰り広げている感のある韓国だが、このほどある前時代的な化石のような「規制」によって、中国人観光客を激怒させてしまった。その規制とは「屋外での生ビール販売禁止」だ。中国メディア・環球網が20日に報じた。

 記事は、韓国・中央日報が20日に報じた内容として、3月28日に韓国・仁川で開かれたフライドチキン・ビールパーティで、参加した4500人の中国人観光客から次々にクレームの声が出たと紹介。その内容が「生ビールを飲めないとは、何事だ」というものだったとし、韓国では屋外における生ビール販売が禁止されており、缶ビールしか販売できないと伝えている。どうやら、記事のいう「生ビール」とは、樽出しの生ビールのことを指すようである。

 また、大邱市で7月に開催される予定の同様のイベントにおいても、過去に「炎天の夏の夜に、フライドチキンと一緒に生ビールを飲みたい」との意見が出されていたにもかからわず、実現が難しい状況であることを紹介。同市の関係者が「生ビールのない青島ビール祭りなど想像できないだろう。実現に向けて2カ月余り関連法規を調べてきたが・・・」と語っていることを伝えた。

 そのうえで、「硬直化した、時代遅れの規制が、韓国の発展を妨げる足かせになっている」とし、朴槿恵(パク・クネ)大統領も夥しい数の規制を「靴の中の石」、「がん細胞」と形容して批判を加えてきたものの、規制改革はいつまでたっても進展が見えない状況であると説明した。

 開放感のある屋外で、しかも「ビール祭り」と銘打つなかで缶ビールしか提供されないというのは、確かに味気ない。韓国と言えば「フライドチキンにビール」というイメージを持ち、それを楽しみにイベントに参加する中国人観光客にとってはなおのこと不満だろう。前時代的な規制を迅速に取っ払えるかどうかは、政府や行政の行動力を評価するうえでの指標の1つと言える。このビールに関する規制を打破するのに、韓国政府はどれほどの時間を費やすことになるのだろうか。モタモタしていれば、中国人観光客の足は遠のいてしまう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)