19日、米アップル社のブルース・シーウェル氏は米議会の公聴会で、同社はここ2年間に中国政府から「ソースコード」開示要求を受け続けてきたが拒否していると証言した。写真は上海のアップルストア。

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2016年4月19日、米アップル社の首席法律顧問ブルース・シーウェル氏は米下院エネルギーおよび商業対策委員会の公聴会で、同社はここ2年間中国政府からソフトウェアの設計図に当たる「ソースコード」を開示するよう要求されてきたが拒否していると証言した。20日付で米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトが伝えた。

シーウェル氏の証言に先立ち、インディアナ州警察当局のチャールズ・コーエン氏はアップル社が中国で事業を展開するため中国政府に協力していることを何度も示唆していた。ただカリフォルニア州選出のアナ・エスホー下院議員がその情報源について問いただすと、コーエン氏はそうしたニュース報道があると指摘するにとどまった。

アップル社は米連邦捜査局(FBI)との間にも犯罪捜査のためにiPhoneのロック解除に応じるか否かをめぐり、確執を起こしている。今回の件について専門家は、アップル社が中国当局に何かしら譲歩をしなければ、利潤は多いものの強い規制のかかる中国市場へ引き続き参入していくことは難しいだろうという見解を述べている。(翻訳・編集/矢野研介)