20日、中国外交部の華春瑩報道官は定例記者会見で、「米国こそが南シナ海の緊張の最大の推進者だ」と述べた。写真は南シナ海・南沙諸島。

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2016年4月20日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例記者会見で、英国のヒューゴ・スワイヤー国務大臣が「南シナ海の島々をめぐる緊張は中国の強硬な行動がつくり出している」と発言したことについて、「南シナ海に軍用機や軍艦を頻繁に派遣している米国こそが最大の推進者だ」と反発した。仏RFI(中国語電子版)が伝えた。

スワイヤー氏は18日、米戦略国際問題研究所(CSIS)で、「南シナ海の島々をめぐる緊張は中国の強硬な行動がつくり出している。(南シナ海での紛争をめぐりフィリピンが申し立てている)オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の決定はフィリピンと中国の双方に法的拘束力を持つ。英国は米国とともにこれを支持する」などと発言していた。

華報道官は、この発言について「事実を顧みず、一方に肩入れするものだ」と強い不満を示した上で、米国がフィリピンに対し、比国内の軍関連施設の改善で4200万ドル(約46億円)の資金援助を申し出たことを挙げ、「南シナ海が緊張しているとするなら、その最大の推進者は米国だ」と主張。仲裁裁判についても「受け入れず、また、参加もしない」と述べた。(翻訳・編集/柳川)