21日放送の「あさイチ」(NHK総合)で、井ノ原快彦が、同番組を通じて犬と飼い主が再会したことについて、テレビの力を再評価する場面があった。

番組では、今年3月11日の放送でファックスを紹介した岡山県高梁市在住の高見さんに密着取材したVTRを放送した。高見さんは東日本大震災で飼い主が不明となった犬のジョンを引き取って育てていたが、震災から5年が経った今年、「あさイチ」に「元の飼い主に会わせてあげたい」との旨のファックスを送ったのだった。

コーナーを担当した中谷文彦リポーターは、この放送の後に「すごい展開」になると紹介する。そのときの放送を偶然みていた視聴者を通し、複数人を経て元の飼い主となる佐藤さんが福島県相馬市に住んでいることが判明した、というのだ。

番組は、高見さんがジョンを連れて福島の佐藤さんのもとを訪れる模様も紹介した。佐藤さんは2年半ぶりの再会を心から喜んでいた。高見さんが涙しつつ、今後もジョンの面倒をみたいと切り出すと、佐藤さんは「どうか今までどおり飼ってもらって」と快諾したのだった。

VTRが終わると、出演者が口々に感動の声をあげた。井ノ原は「こういう震災とか起きると、テレビが、それこそ(スタッフが)避難所に行くことによって(被災者に)ストレスを与えてしまっているだけなんじゃないのかなとか」「そこまでする必要があるのかなっていろいろある」と神妙な面持ちで指摘しながらも、一方で今回のケースのようにテレビを通して誰かと誰かがつながることもあるといい、「勇気が出ましたね」「やれることはまだまだあるんじゃないかって模索していきたいですね」とコメントしていた。

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