インドが進める高速鉄道の整備計画において、インドと日本はムンバイとアーメダバードを結ぶ路線で新幹線を導入することで合意した。世界の高速鉄道市場で中国と受注競争を繰り広げる日本にとって、インドでの受注は大きな意味を持つものだ。(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)

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 インドが進める高速鉄道の整備計画において、インドと日本はムンバイとアーメダバードを結ぶ路線で新幹線を導入することで合意した。世界の高速鉄道市場で中国と受注競争を繰り広げる日本にとって、インドでの受注は大きな意味を持つものだ。

 中国メディアの環球網はこのほど、インドメディアの報道を引用し、「インド初の高速鉄道は日本が受注する」と伝える一方、中国もインドの別の路線の受注を狙っていると伝え、中国側は「中国の技術とノウハウはインド国民に巨大な利益をもたらす」と主張していると報じた。

 記事は、中国鉄路総公司の関係者の話として、中国が他国の高速鉄道プロジェクトに投資するのは「中国が自国の技術に自信を持っていることのほかに、開発途上国として中国はアジアの国々と多くの共通点を持っているため」と主張。

 さらに、中国は高速鉄道に関する経験をアジア各国と共有したいとしたうえで、建設コストは安いものではないが、高速鉄道が開通すれば大きな利益をもたらすものだと論じた。

 一方で記事は、インドメディアが「中国もインドの別の路線の受注を狙っている」と報じたことに対し、インドのネットユーザーから「インド人は中国高速鉄道なんて必要としていない」、「日本とドイツの技術は良いが、中国は信じてはならない」、「中国がインドの高速鉄道計画を受注すれば、中国はエンジニアのなかにスパイを紛れ込ませるぞ」などと、激しい反発のコメントが寄せられたと紹介している。

 インド人ネットユーザーたちのコメントが、インド人全体の意見を反映しているわけではないことは明白だが、それでもインド人の中国に対する反発ぶりは激しいものがあり、中国はインドであまり信頼されていないこと、日本の技術が信頼されているであろうことが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)