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NECは4月21日、西日本のフラグシップデータセンターとして「NEC神戸データセンター」を開設した。

建物は、兵庫県神戸市の堅牢な地盤上にあり、耐震性に優れた免震構造を採用。また、非常時の給油ルートも確保しやすい立地と72時間無給油運転可能な電源設備により、地震、水害、停電、ネットワーク障害などへの優れた耐災害性と安定稼働を実現している。

セキュリティ対策としてカメラを意識することなくスムーズに入退場が可能な顔認証システムを採用しており、入室にかかる時間を従来比50%短縮し、利便性と安全性を両立した。

外周部分は監視カメラと行動検知システムを組み合わせることにより、従来の赤外線センサだけでは困難であった人物による不審な挙動を自動検知し、事故(インシデント)発生を未然に防止する。

新データセンターは、総合的な省エネルギー化によりPUEは1.18(設計値)を実現。クラウドサーバルームには、気化熱の原理を応用したNECの冷却技術「相変化冷却ユニット」を壁一面に適用し、ほかの空調方式の改善と合わせて冷却効率を従来と比べて最大40%向上させた。

また、外気を利用したフリークリング、太陽光発電、蓄電システム、地下冷気活用など自然エネルギーも積極的に活用している。

データセンター内はクラウド+ハウジングのハイブリッド環境により、既存システムからの移行、クラウドとの共存にも対応が可能だ。

さらに、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」を6月末から提供の開始を予定しており、新データセンターと神奈川データセンター間でディザスタ・リカバリ(DR)環境を構築でき、データセンター間ネットワークを介してデータを転送し、災害発生時にはバックアップ側のシステムを素早く復元可能とする。

顧客は、これらのサービスを利用することにより、初期投資を抑え、事業の拡大に合わせて事業継続性を向上できるという。また、NEC Cloud IaaSの強化として異なるセグメントの仮想LAN間接続、複数テナントを持つ場合のテナント間LAN接続を迅速かつ低コストで実現する仮想ルータサービスの提供も行う。

(Aries)