19日、華字紙・日本新華僑報はこのほど、“日本のおばちゃん”と“中国のおばちゃん”の違いについて論じる記事を掲載した。

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2016年4月19日、華字紙・日本新華僑報はこのほど、“日本のおばちゃん”と“中国のおばちゃん”の違いについて論じる記事を掲載した。

記事の筆者は先日、東京である上品な中年女性に「すみません」と声をかけられた。振り返ると、女性は顔に緊張したような笑顔を浮かべて3秒後に「背中に赤い糸くずが付いていますよ」と言うと、代わりに取ってくれた。女性はこの糸が、誰か若い女の子と一緒にいた時に付いたものではないかと心配し、帰宅後に奥さんに見つかったら面倒だと思って声をかけたようだ。女性は「おせっかいなおばさんね」と言い残すと、その場から離れた。

筆者はその上品さに「中国のおばちゃんとは違う」と感じたようだが、「日本のおばちゃんも全員が先の女性ほど温和でおしとやかとは限らない」という。その例として「熟年離婚」を挙げる。日本のおばちゃんは定年退職した夫に愛情を感じない。夫が働いていた期間に、妻は主婦をしながら料理やヨガ、フラダンスなどを習い、自分のコミュニティーを作っているが、夫が退職するとそれらのコミュニティーを害されるからだという。これに対して、中国のおばちゃんは年老いてからも夫と添い遂げる人が比較的多い。

また、子や孫との関わり方も異なる。日本のおばちゃんは中国とは異なり、子どもの結婚を急かしたりせず、自然な成り行きに任せる。子どもが成人すれば対等な関係となり、子どもは母親に自分の子どもの面倒を見させたりはしない。中国では孫の面倒を見るのは一般的で、いくつになっても子どもの世話を焼く人が多いのも特徴だ。

ただし、記事は大阪のおばちゃんは中国のおばちゃんに近いと指摘する。彼女たちはお節介で、どこでも値切る。日本のおばちゃんの中でも特殊で、日本人の間でもネタになることもしばしばだ。しかし、専門家はそうしたおせっかいなおばさんの存在が、その国の住みやすさに関係していると指摘している。“おばちゃん”から見る両国の違いも、意外に興味深いものがある。(翻訳・編集/北田)