19日、中国が実効支配する南シナ海・南沙諸島の永暑(英語名:ファイアリー・クロス)礁に軍用機を着陸させたことに米国防総省がけん制する姿勢を示したことを受け、中国外交部と中国国防部が反発した。資料写真。

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2016年4月19日、中国が実効支配する南シナ海・南沙諸島の永暑(英語名:ファイアリー・クロス)礁に軍用機を着陸させたことに米国防総省がけん制する姿勢を示したことを受け、中国外交部と中国国防部が反発した。新華社など複数の中国メディアが伝えた。

中国国内の報道によると、永暑礁の施設建設に従事していた作業員3人が重病となったため、海上パトロール用の航空機が派遣され、海南省の三亜市まで移送したという。

米国防総省の報道官は18日、中国側の説明について「中国が民用機ではなく軍用機を使った理由が分からない」とし、「中国が約束を守り、複数の国が領有権を争う南シナ海の諸島に軍用機を派遣しないよう促す」とけん制した。

これについて、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は19日の定例記者会見で、「米国防総省の表明は訳が分からない。軍用機による災害救助や人道主義支援、民間人の撤退支援などは世界各国で行われていることだ」と反論。

中国国防部も「人民のために全力で尽くすのが中国軍の根本的な役割だ。米国の領土で米国民が突然病にかかったら、米軍は手をこまねいて見ているのかと聞かずにはいられない。中国の主権の範囲内のことに米国が口出しする権利はない」と反発した。(翻訳・編集/柳川)