20日、中国江蘇省南通市で、化学工場付近の小学校に通う複数の生徒が体調の異変を訴えるという騒ぎが起きている。写真は鼻血を流す同校の生徒。

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2016年4月20日、澎湃新聞網によると、中国江蘇省南通市で、化学工場付近の小学校に通う複数の生徒が体調の異変を訴えるという騒ぎが起きている。

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子どもの体調異変が起きているのは同市海安県の城南実験学校。複数の生徒が鼻血や体のかゆみを訴えており、中には皮膚がはがれたという子どももいる。学校周辺には刺激臭が漂っており、保護者らは付近の化学工場との関連を懸念。地元当局は20日、海安化工園区内のすべての化学工場に対し、操業の即日停止を命じる通達を出した。

この問題について、学校関係者は「学校には1500人の生徒がいる。どのくらいの子どもに鼻血などの症状が出ているのかまだ統計を取っていない」と語るが、2年生のあるクラスでは生徒の約半数が鼻血、かゆみ、せきなどの問題を抱えているもよう。保護者の1人は「下校時間に子どもを迎えに来るといつも刺激臭がする。他の保護者も鼻を手で覆って子どもを待っている」と話しており、19日には保護者が連名で「集団欠席」を申請するという動きも見られた。

同省では常州市でも化学工場跡地に隣接する学校の生徒が体調異変を訴え、環境保護部が調査に乗り出すという事態が起きている。(翻訳・編集/野谷)