うぅ…痛い〜!「痔」の予防となるNG生活習慣と正しいケア方法5つ

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 悩んでいるのに、なかなか人に相談できない体のトラブルってありますよね? 例えば、痔。

米国の国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所によれば、75%の人が人生の中で一度はかかる病気だといいます。

また、『WooRis』が489人に行った独自のアンケート調査内で「口内炎のような命には関わらないけど、かかるととってもストレスのたまる病気は?」と聞くと、“痔”と回答した人が少なくありませんでした。

そう考えると意外と多くの人が悩んでいる、あるいは悩んだ経験がある病気なのかもしれませんね。

そこで今回は、国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(米国)や国立医学図書館(米国)などの情報を基に、人間が“痔になってしまう原因や予防法と対策”をまとめました。

 

■1:どんな痔の種類があるの?

そもそも痔とはどういった病気なのでしょうか? ざっくりと言うと、肛門やその内外が腫れたり切れたり、化膿したりするお尻のトラブルです。具体的に言えば、

(1)いぼ痔

(2)切れ痔

(3)あな痔

といった種類があります。

いぼ痔は、外痔核(じかく)、内痔核があり、いぼのように腫れあがった血の塊がお尻の穴の“外側”にできるか、“内側”にできるかで分類されます。

外痔核の症状は、肛門の外(皮膚の上に)できるために強い痛みがあります。一方、内痔核は大腸の末端である直腸にできるため、痛みがありません。

そのため初期の段階で内痔核には気づきにくいと言いますが、それでも直腸にできた血の袋が何らかの理由で裂ければ、お尻の穴から大量に血が出ます。まさに便器が真っ赤になってしまうほどに……。悪化してくると腫れものが大きくなり、肛門から飛び出してくる場合も。

切れ痔は、文字通り、肛門が切れてしまった状態です。肛門の切り傷ですから痛みも出血もありますが、自然に治る場合も少なくないといいます。

あな痔では、直腸と肛門の境目、歯状線のくぼみから便の中の細菌が入って肛門周辺に炎症が起こります。

 

■2:痔ができる原因は?

では、痔はどうしてできるのでしょうか? 上述した3種類でそれぞれ原因が異なります。

(1)いぼ痔の原因

お尻の穴の近くに集まっている血管の流れが悪くなったり圧迫されたりして、うっ血して起こります。

(2)切れ痔の原因

無理に便を出そうといきんだときなどに、肛門の皮膚が裂けてしまった状態です。

(3)あな痔の原因

下痢をしたときなどに歯状線のくぼみから細菌が入り込んで炎症が起こります。体の抵抗力が落ちていたり、近くに傷があったりすると化膿して、そのうち膿の管が形成されてしまうのです。

以上のようにそれぞれ直接的な原因は異なっていますが、いくつかの生活習慣は共通して3つの痔の要因になってしまうといいます。例えば、

・何時間も座り続けているなど同じ姿勢が多い

・トイレに長時間、座っている

・運動不足が続いている

・ストレスをうまく解消できていない

・体を冷やしている

・食物繊維が不足している

・水分を十分に摂取していない

・アルコールや香辛料を摂取しすぎている

などが要注意。どれもお尻周りの血流を悪くし、便秘や下痢を引き起こす生活習慣ばかりです。

血流の悪化はいぼ痔の原因になり、下痢や便秘も肛門そのものや周辺の血管にも負担を与えますので、切れ痔やいぼ痔の原因になります。また、下痢はあな痔の引き金になるので、どれも要注意ですね。

 

■3:痔になってしまった時のケア方法

では、予防と対策はどうすればいいのでしょうか? 予防するためには先に挙げた生活習慣を避けて、長時間同じ姿勢を続けず、踏ん張らなくても自然に排便できる状態を目指す必要があります。

それでも軽い痔になってしまった場合は、国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(米国)や国立医学図書館(米国)から以下の対策が紹介されています。

・1回10分程度、それを1日に何回か、お尻をお湯につけて座る

・十分な水を飲む

・運動をする

・便を出すときは無理にいきまない

・市販の薬を使う

また、トイレに長時間座ったり、座ったまま仕事を長く続けたりした場合は、“お尻の周辺にたまった血の流れをよくする目的で少し横になるといい”という意見もあります。参考にしてみてくださいね。

 

■4:便秘になったときの薬の選び方は?

病院に行く前に自力で治したいという場合は、市販薬の力を借りる人も少なくないと思います。薬の選び方は大まかに言って、

・いぼ痔(内痔核)・・・坐薬、注入軟こう

・いぼ痔(外痔核)・・・軟こう、注入軟こう

・切れ痔・・・軟こう・注入軟こう

を選ぶとよい、と製薬会社から説明が出されています。ただし、軟こうは使い続けると、かえって皮膚にダメージが出るとも指摘されています。

また、あな痔は肛門の近くにうみができてから気づく人が多いそうですが、病院での治療が必須。いぼ痔や切れ痔も、慢性化してきたり重症化してきたりした場合は、病院で診てもらう必要があります。

稀にではありますが、痔ではなく、大腸がんや肛門がんの恐れもあるそうです。なかなかよくならない場合は、思い切って肛門科や肛門専門外来のある医療機関に足を運びたいですね。

 

以上、多くの人が悩みつつも相談しにくい病気、痔についてまとめましたが、いかがでしたか?

痔の症状に悩まされているようでしたら、一度医療機関に足を運ぶのも選択肢の1つです。今は悩まされていない人も予防を心掛け、お尻の健康を守りたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

※ Hemorrhoids Also called: Piles : MedlinePlus - U.S.National Library of Medicine

※ Hemorrhoids - National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases

 

【画像】

※ absolutimages / Shutterstock