こんにちは、最近ユニクロ率が高い、渡辺早織(@w_saori)です。

インタビュー記事、『美しすぎる記者! 元女優の大木亜希子さんに今を生きる女性のあり方をインタビュー!【前編】』は楽しんでいただけましたでしょうか?

華々しく女優デビューを飾りその後もアイドルとしてがむしゃらに頑張っていた彼女。そこから生まれた意外な人生の選択とは!?

後編、いよいよスタートです!

そんなに頑張っていたのに、そこからどうして記者に?

亜希子: 当時所属していた事務所の人たちはすごく大好きだったし「頑張ろうね!」とか、「次はこんな仕事とろう!」と言ってくれて今でもとても感謝しています。
でもそれとは別に、そういうことを言ってくれる人って芸能界入ってから100万人くらいいたんです。そうすると気づいてくるのが、結局なにをするにしても自分次第なんだって。

亜希子: そんなときに、「文字を書くことも好きだったからコラムニストもやってみたい」と思って深夜ネットサーフィンをしていたら「しらべぇ」を見つけました。おもしろいサイトだと思い、ホームページのインフォメーションに直接メッセージを送ってアプローチをかけました。そしたら書かせてもらえることになって。
弊社はライターさんの文章育成にも力を入れているので勉強会があるんですけど、そのとき参加したら、そのあとの食事会の席で「あきちゃん、営業や編集の仕事がしたくなったらいつでもしらべぇで待ってるよ」っておっしゃっていただいて。

亜希子: すごく嬉しかったしそのときの言葉がずっと気になってはいたんだけど、でも一般の仕事をしたことがないし、エクセル・ワード・パワーポイントなんて使ったことすらなかった。「どうしよう。でもなんか気になる」と思って。

そんなときに決め手となったのは?

亜希子: いろいろな人に相談していたうちの一人の広告代理店の方が「なんでもやった方がいい。北野武さんだって芸人やりながら映画監督やってるし、表にでながら裏の仕事やってる人っていっぱいいるよ」って。それを尊敬している人がいってくれたんですよね。あぁ、そうだなって思って。

亜希子: だからご縁があればきっとまたなにかあるはずだから思いきって芸能事務所をやめて、一回会社に入って1から世間を学ばせてもらおうと決意しました。

でも、とても勇気のいることですよね?

亜希子: そうなんですよ。勇気がいりすぎて2週間時間をつくって屋久島に一人旅に行ったんです。晴耕雨読という民宿なんですけど――ドラマみたいにいろいろな人がいて。

亜希子: ご離婚されて子どもと奥さんとはなればなれになったおじさんがいたり。
旅行しながらノマドワークで食べているお兄ちゃんとかバリバリのキャリアウーマンの人とか……そういう人たちと夜な夜な語ったり、料理を作ったりして。みんなすごく優しくて。
ある福岡の老夫婦はお酒をふるまってくれたり、最後帰るときに空港まで見送ってくれたり……。

亜希子: 最初は一人でいって孤独だったんだけど。いろいろな境遇の人とたくさん話して「日本にもこういうところがあるんだな」と思って、心がリセットされたんです。そこで、満を持して会社に入った。

実際、会社に入ってみてどうだった?

亜希子: 時代の流れとかニュースを芸能にいたときよりは体で感じるようになった。ビジネスメールは全然だめで……(笑)
入ったのが6月なのに、「五月雨式に失礼します……」というメールがきて「あれ? 6月なのに?」と意味がわからなくて(笑)
得意先の名前をミスってしまったりとか、相手にそつなく要件を伝えることができなくて苦労しました。

逆にこの経歴をもつからこそ活かせたことは?

亜希子: プレゼンテーションです。プレゼンのとき、けっこうみんな声が小さかったりアイドル時代で培ってきたので、意外とそれは通用するなぁと思った。
あとはいろいろな方に記者として取材するんです。今までは取材される側だったから、相手がどうきかれたら嬉しいかっていうツボみたいなものは心得ていたかも。うちは芸能の記事も出すので、ちょっとした意見を言えたりとか。

いろいろな角度から世の中を見てきた亜希子さんだからこそ言える「これからのあるべき女性像」とは?

亜希子: 自分の強みをみつけること。これからの時代は、なにかに詳しいという専門性が重視されてくると思いはじめています。自分の好きなものを疑いもなく突き進んだ人が勝ちかもしれません。

渡辺: 大人になるにつれて難しく感じることかもしれません。一歩前に踏み出すには?

亜希子: 具体的に思ったことがあって今年の1月に下北沢の小さな劇場で女優活動をやったんです。そうすると、稽古は6時からはぜったいある。そして6時まではぜったい会社で仕事をしてる。入社以来最大のピンチをむかえたんですよね。朝からは会社で記事を書いて取材して。夜は女優をやって。ほとんど寝ませんでした(笑)
ただ女優業と会社員って両立できちゃったんですよ。そのときに思ったんです。

亜希子: 「○○があるから挑戦できない」とかそういうのはぜったいに違うなって。あぁ、もしかしたら今は「副業の時代」かもって。だからやりたいことをやればいいってんだなと。今の仕事以外に興味のある分野があるんだったらやっちゃえばいいんだとわかりました。自分でブログをはじめるとか。

亜希子: ニュースサイトの会社に入って実感したことなのですが、記事にキャスティングしたいタレントさんを探すときや、なにかネタを探すときに事前にサイトを調べて引っ張ってくることがよくあります。
ということは、ネットで活動しているとメディアがピックアップする可能性が本当にあるんですよね。チャンスがとても大きい。ネットは比較的簡単に立ちあげることができるし、本職があっても空いた時間に更新することもできます。

亜希子: だから「できない」って、本当にないんじゃないかなって。これからは二足のわらじの時代がくると思いますよ。

渡辺: 二足のわらじですか……!

亜希子: 二足のわらじって欲張っているんじゃなくて、自分の今までのスキルを捨てずにほかの仕事にいかすことだと思うんですよ。
人生一回きりだから自分の思い通りにうまくいくことなんてそうないからうまくいかないことを嘆くのではなくコマを前に進めることを考えるのではなく、右に進めたり左に進めたりいろいろな方法がある。どこで誰が見てヒットするかわからないですからね。そうやってあるとき腹くくれちゃったんですよ。

これからなにかをはじめたい人に、一言お願いします!

亜希子:  あくまで私の場合ですが……。気になることがあれば他人の目を気にせず、ずっと続けたらいいと思います、好きなこと。そして、「収入をいただいて働く」レベルまで持っていくことが大事かなと思います。
仕事じゃないと人って頑張れないから。好きで自分を逃げられないレベルまで仕事にしちゃえばいいと思います。

亜希子: たとえば、自分しかこだわってないと思っている趣味があっても、でもじつは全国に気になっている人いっぱいいるんですよ。コアなことこそ情報を探している人はたくさんいます。
読者さんのなかに、記者やライターやりたいっていう方がいたら、サイトを見て自分でアプローチをかけてみたりすることもオススメです。

亜希子: アイドルだって華やかに見えるけど華やかなのはステージに立つ1割で、残り9割は地味に家で練習しているんです。だから1割の甘い蜜を吸うために残り9割を地道に頑張ること。そうすればいいと思います。

そんな亜希子さんの今後の展望は?

亜希子: 今後の人生はこうなりたいっていうのはわからないけどいろいろな人たちに会ってきたからこそ、「本当におもしろい人たちがこの世の中にはたくさんいる」という事実を伝えられる人になりたい。

亜希子: 自分自身も魅力的なインタビュアーになりたいですね。弊社の編集長は芸能活動も応援してくれていて、26歳で遅れて入ってきた新入社員のわたしに、イチからいろいろ教えてくれて、ほんとうに感謝しかないです。
女優→アイドル→編集者。いろいろやりすぎて自分の職業が謎ですが、体力の続く限りやりたいことをやっていくつもりですね。

亜希子: だって、仕事がなかった「魔の19歳」(前編参照)に比べたら、失うものは、もうなにもないですから(笑)

お若く美しいのにしっかりと地に足をつけて生きている亜希子さん。
さらにまったく肩肘張らずに自然体のまま話してくださるところが、とても素敵で印象的でした。これからも亜希子さんのことを応援しています!!

▽ 大木 亜希子
女優、アイドルを経てニュースサイトしらべぇにて記者として活躍中