苗栗県政府提供

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(苗栗 20日 中央社)洪孟啓・文化部長は19日、台湾原住民(先住民)タイヤル族の集落がある中部・苗栗県泰安郷を訪れ、同県に2名しかいないタイヤル族伝統の「紋面」保有者と対面した。洪部長は、紋面は台湾原住民の優れた美徳と美しさの象徴だと称賛し、文化保護への取り組みについて語った。

紋面とは、顔に施した刺青。かつてのタイヤル族やセデック族、タロコ族にとって最も重要な文化表象とされ、民族の識別や成年の証、勇ましさや才能の表彰など重要な意味合いを持っていた。だが、日本統治時代にこの風習は禁止され、紋面保有者は現在では台湾全土で6人しか残っていない。地域別では苗栗県2人、花蓮県4人。

この日洪部長が訪問したのは、同郷大興村に住む簡玉英さんと梅園村在住の柯菊蘭さん。2人には慰問金が贈呈された。

文化部文化資産局は苗栗県、花蓮県と共同で今年から紋面文化保護の取り組みを開始。保有者の口述記録や撮影を行い、今年11月には保有者6人の物語を紹介する書籍を出版する。

(管瑞平/編集:名切千絵)