日本で行ったことTOP10 台湾(%)

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 2015年のユーキャン新語・流行語大賞にもなるなど、昨年一大ブームとなった、訪日外国人による「爆買い」。年が明けて一段落した感はあるが、2020年までの“次の動き”に、観光・物販業界は、まだまだ期待を寄せている。実際、次に来るのは、どういった波なのだろうか?

 楽天リサーチでは、台湾・香港・シンガポールの訪日経験者を対象にアンケートを実施。10代から60代の計300人から回答を集めている(調査期間は2月15日〜22日)。あわせて同社の台湾・香港・シンガポール出身社員21人にインタビュー調査を行ったという。

 まず、訪日者に「訪日時、日本国内で行ったこと」を聞くと、台湾・香港・シンガポールすべてで「ショッピング」が1位。台湾と香港は2位「麺類(ラーメン、うどん)を食べる」、3位「温泉入浴」だったが、シンガポールは2位「ホテルに宿泊」、3位「繁華街の街歩き」と、傾向が分かれた。

 次に「(ショッピング以外で)次回日本で行いたいこと」を聞くと、台湾・香港・シンガポールすべてで「温泉入浴」が1位だったが、2位・3位は台湾「自然鑑賞(花見・紅葉・雪等)」「テーマパークに行く」、香港「麺類を食べる」「寿司・てんぷらを食べる」、シンガポール「旅館に宿泊」「自然鑑賞」と、これも傾向が分かれている。

 香港がとくに“食”への興味が強いのは一目瞭然だが、台湾も4位「麺類を食べる」、8位「寿司・てんぷらを食べる」がランクイン。シンガポールも4位「麺類を食べる」、5位「寿司・てんぷらを食べる」はいずれも人気だ。「爆買い」の次は、「爆食」ブームが来るのだとしたら、飲食業界の外国語メニューの整備などが望まれるところだ。

 また全体的に、日本の普通の姿を楽しみたい、といった要望が高い。実際「日本の日常生活体験」という項目は、5位・5位・6位と、台湾・香港・シンガポールのいずれでも、「伝統文化体験」「繁華街の街歩き」などを上回っている。

 なお訪日者に「今後も日本に来たいか」を聴取したところ、「ぜひ行きたい」と「行きたい」の合計で、ほぼ全員(9割)が再訪日意向ありとなっており、訪日意欲は依然として高いとのこと。同調査では、「団体でテーマパークに行って終わり、自然を見て終わりではなく、“日本人の日常行動の中に入り込みたい”という意識がみられた」と分析している。

 今後も、“海外旅行時の散財”として「爆買い」はあるものの、日本人の日常・余暇行動に近い形で、飲食や生活を体験する「爆験」企画がヒットするかもしれない。