地味だけどデキるやつ

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世界三大美女の1人として名高い楊貴妃。その美しさに皇帝がメロメロになり過ぎて、政務そっちのけになってしまったことから"傾国の美女"とも呼ばれています。

国をも危うくするほどの美女が好んで食べていたものは、コラーゲンたっぷりの手羽先、なまこ、スッポン、ツバメの巣、ゼラチン質が多い白いきくらげ、アンチエイジング効果の高いライチや黒米など、美意識高い系女子が飛びつきそうな食材ばかり。まさに"美容の鬼"的食生活です。

一方で、楊貴妃はかなりぽっちゃり系だったとも言われています。ともすれば豊満ボディーを通り越して"太り過ぎ"になってしまう体質だった彼女の秘密兵器は、なんと「レンコン」。毎日欠かさずハスの葉茶を飲んでいたそうです。実はこのレンコン美容法、かなり理にかなっているのです。

肝脂肪が6割減

2009年、レンコンの産地・佐賀県工業技術センターの研究で、レンコンのポリフェノールに脂肪を燃焼させる効果があることが明らかになりました。脂肪肝のマウスにレンコンを食べさせる実験を行なったところ、3週間で肝臓の脂肪の濃度が62%も減少したのです。

さらに、レンコンにはビタミンCや美容効果もあるムチンが豊富に含まれています。食物繊維や抗酸化作用の強いタンニンもあるので、キレイに痩せたいダイエット女子には最高の食材です。

楊貴妃の「太り過ぎ防止にはレンコン」は根拠があったわけですね。まさに"元祖 美魔女"、美に対する嗅覚の鋭さは、超人的なものを感じます。

さて、レンコンの美容効果は、ビタミンAやEを多く含むニンジンやアボガドと一緒に摂るとさらに上がるということです。

タバスコなどお好みの調味料を混ぜたアボカドを茹でたレンコンの穴に詰め込んだ「レンコンアボカド詰め」や、さっと茹でたレンコンとアボカドを和えたサラダ、人参とレンコンのきんぴらなど、今晩のおかずにいかが?