19日、韓国メディアによると、韓国のネットユーザーが掲示板やブログなどに残した店や病院の「評価レビュー」がもとで、脅迫されたり訴えられたりする事件が頻発している。資料写真。

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2016年4月19日、韓国・東亜日報によると、韓国のネットユーザーが掲示板やブログなどに残した店や病院の「評価レビュー」がもとで、脅迫されたり訴えられたりする事件が頻発している。否定的な評価に特に敏感に反応するのが、評判が重視される整形外科や結婚式場業界だという。

ソウルの整形外科で植毛手術を受けた男性。手術後もこれといった効果を感じられず、病院から言われた「最低でも効果が出るのは半年後から」との言葉を信じて待ったがやはり症状は良くならない。そのため男性は病院のサイトの掲示板に「手術の効果はあまりなかった」との趣旨の書き込みをした。数日後、男性に届いたのは病院ではなく警察からの連絡だった。不満を表した書き込みが名誉毀損(きそん)に当たるとして、病院から訴えられたのだ。男性はやむなくレビューを削除し、病院は訴えを取り下げた。

今年、ソウルの結婚式場で挙式した女性は、式場の花の飾りが残念だったとの内容を自身のブログにつづった。すると、これを確認した式場が連絡をしてきて、「告訴も可能だ」と女性を脅迫したという。女性は訴えられることはなかったものの、この脅迫に不安を感じてブログのレビューを削除した。

記事は、製品や施設の利用者が自分の体験や感想をネットに書いてもほとんどの場合は名誉毀損に当たらないとし、「悪評レビュー」が客観的事実を根拠とし公益に資する情報であれば処罰されないという最高裁判決もあると紹介した。しかし韓国のネットユーザーからは、記事で紹介されたような脅迫に遭ったとの告白が相次いで寄せられている。

「僕も注文して届いた物が不良品だったと書いたら、脅迫メールが届いたよ」
「僕も商品がひどかったと書いたらすぐに消せと言われた。良かったという書き込みだけ残されるね」

「僕は飲食店について良くない点を一言指摘したら削除された。心が狭い店だ」
「明洞(ソウル中心部の観光地)の店のコスパがいまいちとコメントしたら、消せと言われた」

「逆に店を詐欺容疑で告訴すべきだ」
「これだから名誉毀損罪や侮辱罪はなくした方がいい。あきれるね」

「警察が企業の代わりに脅迫してくれる良い国だ」
「たった1件の書き込みで経営に被害を受けるのが悔しいのは分かるけど、こうなる前に被害者と会って補償をするのが当然の対応じゃないか?」

「客がうそを書いたなら、店は因果関係をはっきり示して虚偽告訴罪で訴えればいい話。これは名誉とは何の関係もない問題だ」
「心配しないでみんな自由に書けばいいさ。そして、訴えた会社の名前や告訴内容も書いてね」(翻訳・編集/吉金)