熊本、大分の両県で規模の大きな地震が相次いで発生している。報道によれば、地震による避難者数は両県で17日に計19万人を超えるなど、多くの被災者が避難生活を強いられている。

 狭い空間で送る避難生活は不自由なものであり、ストレスもたまるものだ。中国メディアの新華社はこのほど、熊本県内の避難所で一夜を過ごしたという記者の手記を掲載し、
 記事はまず、地震によって受けた被災地の被害状況を伝えつつ、被災地では体育館が付近の住民たちの避難場所になったと中国の読者に向けた紹介。体育館は堅牢な作りだったとしながらも、地震の影響によって体育館の外の地面は隆起して波打ち、体育館内も一部で天井が剥がれ落ちたと伝えた。

 続けて、避難場所では食べ物や毛布の配布、水を沸かすなど、何をするにも「列に並ぶこと」が求められたと伝え、時には列の長さが200メートルほどに達する場合もあったと伝えた。記者たちが避難場所であった体育館を訪れたのは取材のためか、それとも被災者としてだったのかは不明だが、体育館内はすでに人でいっぱいだったため、ほかの被災者と同様に、体育館の入り口付近にダンボールを敷いて一夜を過ごしたと伝えている。

 さらに記事は、体育館に避難してきていた被災者たちの顔は一様に「疲れ」が見えていたと伝えたほか、将来に対する不安の色も見て取れたと伝えたほか、誰もが「一刻も早く地震がおさまり、再建、復興に向けた取り組みを開始できるよう」望んでいたと伝えている。

 熊本地震に対しては中国や台湾でも高い関心とともに、支援を呼びかける声が存在する。記事が被災者の言葉として伝えたとおり、まずは地震が収まらないことには再建に向けて本格的な取り組みは開始しにくい現状はあるものの、被災者の人びとが一刻も早く日常生活を取り戻せるよう願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)