18日、中国のポータルサイト・網易に、「教師は授業で手を挙げる子どもが嫌いだった!」と題する記事が掲載された。写真は授業風景。

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2016年4月18日、中国のポータルサイト・網易に、「教師は授業で手を挙げる子どもが嫌いだった!」と題する記事が掲載された。

日本と同様、中国の学校でも授業で手を挙げて発言することは積極的な姿勢を示し、親は子どもに「積極的に手を挙げなさい」「先生にはたくさん質問しなさい」と言い聞かせるのが常だ。しかし、そうした親の思いとは裏腹に、教師は必ずしもそれを歓迎していないのだという。

例えば、ある小学1年生の女子児童は母親から毎朝、「授業では積極的に手を挙げるのよ。じゃないと、先生はあなたのことを嫌いになるから」と言い聞かされた。そこで、先生が問題を出すたびに女子児童は手を挙げるのだが、いつもうまく答えられない。考えがまとまっていないうちに手を挙げていたからだ。すると、先生は次第に女子児童に答えさせなくなった。女子児童は「ママの言う通りにしているのに、どうして先生に嫌われたの?」と悩むようになってしまったという。

こうした現象はよく起きるといい、ある小学校教師は「実は手を挙げて積極的に発言する子はあまり好きじゃないし、そうした子を褒めようとは思わない」と話す。

理由は二つある。一つは、自分の評価のために先を争って発言するのではなく、少し時間をかけてよく考えてほしいから。もう一つは、クラスの中で児童のレベルはまちまちであるため、先を争って手を挙げることを良しとすると、レベルの低い子どもの考える力が育たず、結果的にクラス全体に不利益となるからだという。

記事は、「盲目的に子どもに手を挙げさせるのではなく、まずゆっくりと時間をかけて基礎的な知識を身に付けさせることが大切だ」とし、「成績が伴ってくれば、子どもは自然と自信を持って手を挙げて答えられるようになる」としている。(翻訳・編集/北田)