熊本を中心に九州を襲った地震。いまなお余震が続き、多くの方が避難生活を余儀なくされていると思うと心が痛みます。被災された地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。

そして被災地から離れた場所に住んでいる方も、地震がいつ発生するかはわかりません。防災対策をいま一度見直しましょう。

2015年にマイボイスコム株式会社が行なった調査によると、災害に備えている人は3割程度。いまだ5割以上の人がきちんと備えていないことが判明。特に20〜30代に限ると、6〜7割が備えられていないことがわかっています。そこで今回は今すぐ取り掛かりたい防災対策について考えていきましょう。

定期的に防災グッズのチェックしていますか?

まずはみんなの防災対策について、現状をチェック! あなたはきちんと対策をしていますか?

●災害対策(防災用品の準備など)を行っていますか?
十分備えている    1.2%
ある程度備えている  29.2%
どちらともいえない  16.8%
あまり備えていない  27.6%
ほとんど備えていない 25.2%

●災害の備え、対策として行っていることは何ですか?
防災用品の準備        43.1%
家具などの転落・落下防止対策 25.7%
地震保険への加入       24.7%
避難場所や経路の確認     20.4%
持ち歩き用防災グッズの携帯  11.8%
自宅の耐震・耐火点検や補強  6.3%
窓を強化ガラスにしたりフィルムを貼る  5.7%
自家発電、蓄電             4.5%
特にない           32.1%

みんなが行なっている防災対策で最も多かったのは「防災用品の準備」で4割以上。「家具などの転倒・落下防止対策」「地震保険への加入」「避難場所や経路の確認」なども2割以上の人が行なっていました。多くの人が防災についての対策を心がけているようですが、一方で「特にない」と答えた人も3割を越えることが判明。特に男性20〜40代や女性20代で多くそれぞれ4〜5割程度。もし「まだ対策をしていない」という人がいたら、すぐにできる「防災用品の準備」だけでも備えたいですね。

では簡単にできて、とても大切な「防災用品の準備」について、最低限揃えたい防災グッズリストを作りましたので、チェックしてみましょう。


いますぐ確認! 最低限揃えたい防災グッズチェックリスト

<食料>
□水(1人4リットル以上)
□缶詰各種
□非常食、高カロリー食

※缶詰は年単位で備蓄することができるのでおすすめ。あとは昆布などの乾物も便利です。

<生活用品>
□防寒着
□雨合羽
□下着・靴下
□ヘルメット
□マスク
□懐中電灯
□ラジオ
□電池各種
□水を貯められるもの
□生理用品
□簡易トイレ
□おむつ(子供・高齢者がいれば)

<備えあれば憂いなし!なグッズ>
□ビニール
□ガムテープ
□ナイフ
□ライター
□ホイッスル
□感熱アルミ
□バスタオル
□マジックペン
□現金

中でも特に大切なのは「水」「食料」「防寒着」。できれば、玄関先などに「最小限必要な防災グッズ」をバッグに入れて持ち運べるようにしておきましょう。詰め込みすぎて、持ち運べないということがないように、重さには注意!

最後に防災対策をきちんと行なっている人に、特に心がけていることを聞いてみました。

・防災グッズは古くなって使えなくならないようにしていること。(男性26歳)
・普段から使えるもの(携帯トイレ以外)を準備する。(女性36歳)
・マンションの上の階なので、電気が止まると水も止まってしまうので水は多めに準備しています。(女性44歳)
・3月11日には防災用品を必ず見直ししている。(女性59歳)
・すぐに持ち運ぶもの、家に常備しておくものを分けて対策をしている。(女性35歳)

ぜひ参考にしてくださいね。