熊本県で震度7を観測する地震が発生しました。この地震による余震はまだ続いており、十分な注意が必要とのこと。

いつ大きな地震が起きてもおかしくない地震大国である日本……。被災地への支援と同時に、いざ自分の住む土地で地震が発生した時を想定し、事前の準備を確認しておくことが大切です。

そこで今回は、日本赤十字社(東京都支部)で“赤十字救急法救急員”の認定を受けた筆者が地震の減災対策に基づき、“非常時の持ち出し品”についてご紹介します。

■非常持ち出し品は2パターンで用意が大切

地震発生後、避難時に持ち出すものは“最低限必要なもの”です。その中でも「一次」「二次」の2パターンに分類しましょう。持ち運びしやすいリュックサックなどに用意しておき、できるだけ両手は使えるように空けておくとよいです。

(1)一次持ち出し品(非常持ち出し品)

貴重品・・・印鑑、現金、健康保険証、身分証明書、母子健康手帳、銀行の口座番号。

便利品・・・懐中電灯、電池、スリッパ、マスク、毛布、手袋、ビニール袋、ヘルメット、カイロ、万能ナイフ、笛やブザー、ライター、雨具。

情報収集用品・・・ラジオ、家族の写真(はぐれた時の確認)、小銭(公衆電話)、携帯電話の充電器、筆記用具とメモ。

食料・・・非常食と飲料水。

清潔・・・救急セット、タオル、常備薬、お薬手帳、ティッシュ、トイレットペーパー、着替え、下着。

その他・・・紙オムツ、生理用品、予備のメガネ(生活必需品)。

(2)二次持ち出し品(非常備蓄品)

これは地震後の生活を支えるものです。自宅、物置、車などに用意。避難生活を少しでも過ごしやすくする役目があります。

食料・・・非常食3日分、飲料水(1人1日3Lが目安)、多機能ナイフ、食品用ラップ、使い捨て紙製食器。

清潔・・・災害用トイレ、文具(特に油性ペン・セロハンテープ)、ウェットティッシュ。

その他・・・厚手のビニールシート、ガムテープ、バケツ、新聞紙。

準備だけで安心せず、食品や飲料水は期限が切れていないか、傷んでいないか必ずチェックしましょう。道具に関しても点検を忘れずに。

この他“防災準備品”もありますが、状況に応じてコンパクトに移動できる範囲の量で荷造りするのが良いでしょう。

■大地震が起きた時の心得

今回熊本で起きた地震の特徴は“余震の多さ”と言われています。地震が発生した場合、焦って戸外へ飛び出さず、まず丈夫な家具などに身を寄せましょう。揺れが収まったところで、窓や扉を開け、避難時の出口確保を。

避難場所と避難経路は明確に確認します。避難は徒歩になるので、厚手の靴下と底がしっかりしたスニーカーがベストです。

上記で紹介した持ち出し品は、日頃からリュックサックにセットし、枕元などすぐに持ち出せる決まった場所に固定して置いておくのが大切です。

東日本大震災から5年が経過し、その経験から日頃の備えと心構えが被害を最小限に減らす「減災対策」という行動が大切になってきました。改めて地震に対する準備を行いましょう。

【関連記事】

おでこの吹き出物は●●の不調!内側からの「意外なSOS」とは…