【震災】希望を分かち合おう!不安なときに「心を軽くする」3つのヒント

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避難所や車中での生活を余儀なくされている方、身内や友人と連絡が取れず、不安や心配を抱えて過ごされている全ての方に心よりお見舞い申し上げます。

物資が不足し、未だ復旧しないライフラインの中で過ごしているとき、つい見過ごしがちな“心のケア”。

今回は、心理カウンセラーの筆者が、私たち日本人こそ知るべきな不安な時に心を軽くするためのヒントをご紹介します。

■1:泣きたいときは我慢しなくても大丈夫

「辛いのは自分だけじゃない!」とショックや不安を隠して気丈にふるまうことを、決して否定しません。

でも長期間気持ちを張りつめていると、心が疲れてしまうことも。

例えが適切ではないかもしれませんが、長時間ガマンして正座をしていると、立ち上がる時によろけたり転んだりしてしまいますよね?

我慢するよりも、「足がしびれてきたな」と思った時に少し体勢を変えてあげた方が、楽に立ち上がれます。

今は泣いても大丈夫です。自分には時間とともに回復する力があるのだと、頭の片隅に置いておいてください。

■2:分かち合あうことが気持ちを軽くする

少ない食料を家族や周りの人と分かち合うように、不安な気持ち、恐怖、そして小さくてもいいので“希望”を周りの人たちと分かち合いましょう。

我慢して一人で抱え込むよりも、「つらい」「怖い」と言葉にしたほうが心の負担が軽くなります。

とはいえ、あなたはカウンセリングのプロではないので、無理に話を聞きだしたり、無理やり話す必要はありません。つらい話を聞くときは頷いて「本当にそうですよね」と聞いてあげるだけでいいのです。励ますよりも、話に耳を傾けてあげることを意識しましょう。

お互い口を開いて気持ちを分かち合うことができれば、今ここに生きていられることでさえ喜びにつながります。

心に余裕がなくなりがちなときですから、お話し相手の考え方や感じ方に反感を覚えるかもしれません。そんな時は、「こんな考え方もあるんだ。」とお互いの違いも認め合いながら、お話しされてはいかがでしょうか。

■3:「元気そう」は不安を示すメッセージかもしれない

子どもは不安があっても普段通り元気に走り回ったりすることがあります。

しかしこういった行動は、不安を上手く表現できていないことの現れである場合があります。

小学生くらいの子どもでは、一人で黙々と何かをしているというのも、不安やストレスをどう表現していいのか分からない時の行動だったりします。

お子さんがいる場合は、できるだけ声をかけたり抱っこしたり、膝の上に抱いたり、手を繋いだりといった、スキンシップと声掛けをこまめにしてあげてくださいね。

有事の際には他人の支援も大切です。無理をし過ぎて長続きしない支援ではなく、自分のできる範囲で長く続けるほうが、最終的には周りの人の笑顔につながることが多いものです。

しかし、何よりもまずは自分が食べて、寝て、休息を取って、自身を労わってあげてくださいね。

【筆者略歴】

※ SAYURI ・・・ 長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Daria Filimonova / shutterstock