19日、韓国メディアによると、韓国は16日に客船セウォル号沈没事故発生から2年を迎えたが、韓国大統領府をはじめとする政府や公共機関が運営するSNSの多くには、セウォル号関連の文章が掲載されなかったことが分かった。資料写真。

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2016年4月19日、韓国日報によると、韓国は今月16日に客船セウォル号沈没事故発生から2年を迎えたが、大統領府をはじめとする政府や公共機関が運営するSNSの多くには、セウォル号関連の文章が掲載されなかったことが分かった。

18日、韓国日報が韓国の大統領府や国会、憲法裁判所、大法院(最高裁判所)など、48の主要政府・公共機関が運営する公式フェイスブックとツイッターを調べた結果、セウォル号惨事から2年を迎えたことに対して追悼の意を表したのは、たったの8機関に過ぎなかった。

大統領府の場合、15日には朴槿恵(パク・クネ)大統領とノルウェー首相の首脳会談の様子を、17日には自由学期制に関する政策についての文章を掲載したが、セウォル号惨事への言及はなかったという。

一方、大法院は48機関の中で唯一、自主的に制作したセウォル号追悼の掲示文を載せ、大きな関心を集めた。大法院はセウォル号事件関連の裁判書類が積み重なっている写真と共に、「この記録の高さと重さ。それ以上にあの日の痛みを忘れない」という趣旨のメッセージと、セウォル号船長などに対する裁判結果を掲載した。

その他にも、国務調整室は16日、「国民安全の日」を迎えて開催された「国民の安全を誓う大会」の内容を掲載し、「政府は過去2年間、安全な社会づくりを最優先の課題に掲げ、国民の安全のための確固たる基盤を固めてきた」とつづった。

これについて、韓国のネットユーザーからの意見は、追悼文を掲載しなかった大統領府などを批判するものが多く、「なぜ韓国はセウォル号を忘れようとする?」「朴大統領はセウォル号事件を忘れたいだろうけど、絶対に忘れてはいけない。今も血の涙を流している遺族がいる」「セウォル号の真相究明はこれからが始まり」「遠いヨーロッパのサッカーチームもお見舞いのメッセージを掲載した。韓国政府らも見習って!」「ここまでくると、セウォル号事件に政府が関わっていたといううわさは本当かもしれないと考えてしまう」「隠そうとしている者が犯人だ…」などのコメントが寄せられた。

一方で、「追悼文の掲載は義務ではない。なぜ批判する?」「沈黙は金!何をしても批判されるのだから、黙っていた方がいい」「セウォル号は過去の話。未来の方が重要だ」などのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/堂本)