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「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」はこのほど、「春の肌トラブル」についての調査結果を発表した。同調査は2月19日〜22日、首都圏在住の20〜50代女性842人を対象にインターネットで実施したもの。

春に肌トラブルを感じたことがあるか尋ねたところ、66.6%が「ある」と回答した。具体的な肌トラブルについて聞くと、最も多いものは「乾燥」(49.0%)、2位は「かゆみ」(48.3%)、3位は「吹き出物」(28.5%)で、「乾燥」と「かゆみ」を感じる人が特に多いことがわかった。

皮膚科専門の友利新先生によると、春は肌のトラブルが増加しやすい季節であるという。「肌トラブルにはさまざまな要因がありますが、特に注意すべき要因として『ストレス』と『紫外線』が挙げられます」。

精神的なストレスを特に感じる時期について尋ねると、「春」(33.5%)を挙げる人が最も多かった。また、ストレスを感じる頻度が多い人ほど、春に肌トラブルを感じる割合が高いこともわかった。

ストレスは自律神経に作用し、緊張モードとなる交感神経が優位になるという。交感神経が優位になると、末梢の血流が悪くなり、美肌のカギといえる"血管力"を低下させることがわかっている。血管力とは、外部環境の変化(気温差、運動等)に応じて、血流を調節する能力のこと。友利医師によると、血管力が低下すると、必要な酸素や栄養分が体の最も外側である肌までいきわたらず、老廃物の代謝も低下するため、肌トラブルが起こりやすくなるという。

「人はストレスや緊張を感じると肌や髪を触り、無意識に気持ちを落ち着かせようとしますが、それらは肌への刺激になり、バリア機能低下にもつながります」。

春に美肌のために気をつけていることについて尋ねると、「保湿」(47.5%)が最も多く、「UVケア」を挙げた人は16.9%と低かった。特に20代ではわずか6.7%と、紫外線に対する意識が低いことがわかった。

友利医師は、「紫外線はメラニン色素を生成し、シミや日焼けを引き起こすほか、コラーゲンやエラスチンを破壊するため、シワやたるみにつながり、肌を老化させます」と指摘。4月〜6月の紫外線は意外と多く、UVA(肌の奥まで届く紫外線)は真夏とほぼ同じ量、UVB(日焼けの原因となる紫外線)は真夏の8割程度が降り注いでいるという。

また、肌の角質には、紫外線量が多くなると、自ら厚みを増して肌を守るという環境への適応力がある。しかし、血管力が低下するとターンオーバーがうまくいかずに未熟な角質ができてしまい、肌のバリア機能が低下しやすくなる。春は血管力が弱まり、紫外線対策への意識も低いため、「肌は二重のリスクにさらされている」と友利医師。

"春荒れ"しない肌づくりのポイントについては、「血管力を高めること」「紫外線対策」を挙げている。血管力を高めるためには、炭酸コスメや温冷パックのスキンケアがおすすめとのこと。また、深呼吸や下半身を鍛えること、ぬるめのお湯につかることも有効だという。

なお、基本である日焼け止めは、毎日の習慣にすることが大切としている。使用する日焼け止めは、SPF30以上、PA++であれば、日常使いに問題ないという。「肌が荒れているときでも、日焼け止めは必要です。最近は刺激の少ない製品も多いので、自分の肌に合うものを選んで紫外線対策をしましょう」とアドバイスしている。

(フォルサ)