【第54回】あまり知られていないクレジットカードのお得な「裏ワザ」集

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筆者は、仕事柄クレジットカードはたくさん持っていますし、使うカードを変えるのも抵抗はありません。しかし、一般的には持っているクレジットカードを変更したり、新しくカードを作ったりする人は少ないと思います。

そこで、今回は保有者が多いクレジットカードで、あまり使われていないような特典を紹介したいと思います。

セゾンカード編

ポイントの有効期限がないから「セゾンカード」を使っている、という人は多いです。1000円につき永久不滅ポイントが1ポイント貯まるカードですが、セゾンカードとnanacoを紐づけると、イトーヨーカドーとセブン-イレブンでお得になるって知っていましたか?

セゾンカードのオンラインサービス「ネットアンサー」にnanacoのカード番号を登録します。その状態で、イトーヨーカドーやセブン-イレブンではnanacoではなくセゾンカードで支払います。

そうすると、セゾンカードの永久不滅ポイントに加え、nanacoのポイントが同時に貯まるのです。もちろん、ボーナスポイント対象商品の場合は、そのボーナスポイントも貯まります。

具体例を出して説明すると、イトーヨーカドーで2000円の買い物をしたとします。この買物をセゾンカードで支払うと永久不滅ポイントが2ポイント貯まります。nanaco番号を登録している場合は、さらにnanacoポイントが20ポイント貯まるという事です。

紐付けなければ、どちらか一方のポイントしか獲得できませんのでお得なサービスです。

ちなみに、セゾンカードで支払うことでnanacoポイントが貯まるお店はセブン-イレブンとイトーヨーカドーだけなのでご注意を。

登録方法は「ネットアンサー」にログインし、「各種お申し込み」ボタンをクリック。『セブンカードのご利用で「nanacoポイントが貯まる」サービスの申し込み・解除』をクリック。ここからnanaco番号を登録します。

三井住友カード編

三井住友カードはWEB明細の設定をすると年会費の優遇があります。WEB明細に登録すると、紙の明細が送られてこなくなりますが、一般カードで500円(税抜)、ゴールドカードの場合は1000円(税抜)が年会費から引かれます。

また、かなり高度なワザですが、「マイ・ペイすリボ」の設定を行うと、更に年会費が割引かれます。

以前、リボ払いは絶対NGと紹介しましたが、このマイ・ペイすリボはリボ払い。ただし、設定次第ではリボ金利がかかりません。どういうことか説明します。

まず、リボ払いの仕組みをおさらいすると「毎月一定額を返済する」という支払方法ですが、この一定額をあり得ないくらい高額に設定すれば1回払いと同じことになります。1回払と同じ事になれば、リボ金利は発生しませんよね。

1回払と同じなら、わざわざマイ・ペイすリボに登録する必要はないのですが、マイ・ペイすリボを設定すると、年会費優遇を受けられるのです。一般カードの場合は無料に、ゴールドカードなどは半額、一部提携カードでも割引となります。

例えば、Amazon MasterCard ゴールドは三井住友カード発行で、年会費は1万円(税抜)。ちょっと高いですが、マイ・ペイすリボの設定をすると半額となるため5000円(税抜)になります。さらに、ゴールドカードの場合はWEB明細登録の割引も併用できるため1000円(税抜)引きとなり、年会費は4000円(税抜)となります。

Amazon MasterCardゴールドには、Amazonでの配送が早くなったり、映画も無料で楽しめたり、音楽も聴き放題になる「Amazonプライム」が付帯します。Amazonプライムの年会費は3900円(税込)。マイ・ペイすリボとWEB明細登録で、Amazon MasterCard ゴールドの年会費は消費税が8%の場合4320円(税込)ですから、Amazonプライムの3900円(税込)が含まれていると考えると、実質年会費は420円のゴールドカードとも考えられます。

この、マイ・ペイすリボ登録での年会費優遇は、特にゴールドカードで威力を発揮しますが一般カードやANAカードなどの提携カードでも有効な方法です。

設定方法は三井住友カードのオンラインサービス「Vpass」にログインし、「ご利用可能額を確認する」をクリック。「内リボ払い」を控えます。

次に、「マイ・ペイすリボお支払い金額変更お申し込み」で先ほど控えた金額を「お支払コースのご変更」に入力します。

この方法は非常にお得な方法ですが一歩間違えると高額なリボ金利が発生しますので、理解した上で設定してください。

MUFGカード編

筆者はメインの銀行はネット銀行を利用していますが、中にはネット銀行では引き落とせないものもあります。例えば、世田谷区での保育園料引落しは店舗型の銀行口座しか受け付けません。

保育料や霊園管理料などは三菱東京UFJ銀行から引落していますが、それで困るのがATM手数料です。しかし、MUFGカードを保有している場合は、三菱東京UFJ銀行のATM手数料や提携先コンビニATM手数料が無料となるサービスがあるのです。

条件は、1.三菱東京UFJダイレクトの契約があること、2.MUFGカードの支払口座を三菱東京UFJ銀行に指定し、引落しがあること、3.三菱東京UFJ銀行のスーパー普通預金であること、となり、別途申込みは不要です。条件をみたす場合、優遇期間内(MUFGカードの引落しがなければ優遇期間は終了)はATM手数料が何回でも無料、セブン銀行やローソンATM、イーネットでも1か月に3回まで無料になります。

注意点としては、「普通預金座」の場合は対象外で、「スーパー普通預金」でなければなりません。契約している口座が普通預金なのかスーパー普通預金なのかを確認する方法は、三菱東京UFJダイレクトにログイン後、「優遇内容・ステージ照会」リンクをクリックすると、ステージ照会の画面が表示されます。この画面が表示された場合は、スーパー普通預金口座となります。

いかがでしたか? クレジットカードって意外とたくさんの特典が付いているのですが、使い切れていないサービスはたくさんあります。もう一度、クレジットカードの特典を見直してみましょう。

菊地 崇仁ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。