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TISは4月18日、オープン・イノベーション、およびイノベーションのエコシステムそれぞれの推進を目的にベンチャー企業への投資を行う「コーポレートベンチャーキャピタル」を創設した。

2008年のリーマン・ショックにより一時期低下していたベンチャー企業への投資が回復基調にある中で、優良なベンチャー企業の選別と積極投資が増加しているなどの状況を受け、同社はベンチャー企業との事業シナジーによる事業拡大、オープン・イノベーションによるコラボレーション・ビジネスの強化を目的にベンチャー企業への投資を行う制度としてコーポレートベンチャーキャピタルを創設した。

同制度は、投資先企業のイノベーションとTISや顧客のビジネスをマッチングすることでイノベーションの収益化を実現し、再投資を行い、ベンチャー・ビジネス、TIS、TISの顧客企業によるイノベーションのエコシステムの構築を目指す。

投資対象は、アーリーからミドル・ステージの急成長期にあるベンチャー企業を想定し、外部有識者で構成する諮問委員会と連携した「コーポレートベンチャーキャピタル投資委員会」が発掘から最終決済までの投資判断を最短1カ月程度で行う。

同制度の特徴は、投資先の企業への資金提供に加え、同社のエンジニアなどの「ヒト」やワークスペース、IT資産などの「モノ」を提供する多面的な連携を行う点。さらに、投資後も新規ビジネス立ち上げの迅速化を図るため、同制度の担当部門の「インキュベーションセンター」がPDCA管理、顧客ネットワークの利用やTIS社内事業部門との連携支援など、出資にとどまらないサポートを行う。

「ヒト」の支援では、同社が投資するベンチャー企業に同社の社員を出向させる人事制度「ベンチャービジネスチャレンジ制度」を2016年4月から開始。ベンチャー企業が求める人材を社内で募集し、合格した社員は当該企業へ出向する。同社は、制度を利用してIT関連ベンチャー企業への投資を積極的かつスピーディに行い、新たな事業シナジー効果を実現する戦略的な投資活動を実施していくという。

(山本善之介)