世界各国にはそれぞれ独自の教育制度があるが、中国メディアの中国社会科学網はこのほど、日本の教育制度の特長を紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界各国にはそれぞれ独自の教育制度があるが、中国メディアの中国社会科学網はこのほど、日本の教育制度の特長を紹介している。

 教育制度がその国の文化や発展に非常に大きな影響を与え得るのは誰もが認めるところだ。教育制度は社会人が企業内で受ける社内教育制度等とは一線を画しており、子どもたちにとっての生活そのものだといえる。子どもたちは学校の教育制度のなかで考えるということを学び、コミュニケーション能力を培い、また将来の目標を定めることもする。

 従って学校教育制度がその国の文化や発展に大きな影響を与え得るのは、この制度が将来の国を担う子どもたちの感情、思考、能力を形作る重要な役割を果たすからだ。さらに言えばそれぞれの国の学校教育制度がもつ「個性」は子どもたちがどのような人間になるかに大きな影響を与える。

 では記事は日本の教育制度にどのような「個性」があると見ているだろう。記事が指摘するのは、日本の教育は学生の主体性を重視しているという点だ。中国から日本に移住したある中国人学生の感想を紹介、この学生によれば中国に比べて日本は宿題が少なく、教師は親しみやすく、学習内容も比較的簡単であるそうだ。

 確かに中国の子どもたちは、まさに「勉強漬け」と表現しても過言でないほど勉強している。人口が多い中国ではそれだけ競争が激しいということだが、詰め込み教育が子どもたちの創造性を奪っているという批判も多い。

 日本の場合は宿題が少ないために時間の使い方を主体的に決めることができ、教師が親しみやすいため、恐れずに自分の考えを表現することができるということだ。一方、中国の学校教育制度ではとにかく宿題が多く、学生たちは夜9時ごろまで宿題に追われるという生活だ。

 記事はまた日本の教育制度が学生の主体性を重視する一方で、集団行動の大切さも教えていると指摘。例えば日本の体育教育のなかには個人種目がなく、団体で特定の目的を達成することを通して子どもたちに協力の精神を培わせる取り組みがなされていると記事は紹介している。子どもたちの主体性を重視しつつも協調性も培わせる、記事はここに日本の教育制度の優れた個性があるという見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)