18日、韓国の映画関係者らが2016年釜山国際映画祭への全面参加拒否を決議したのに対し、韓国・釜山市は映画界の反発にかかわらず今年の映画祭を予定通り開催するとの立場を表明した。写真は「ダイビングベル」のポスター。

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2016年4月18日、韓国の映画関係者らが2016年釜山国際映画祭(BIFF)への全面参加拒否を決議したのに対し、韓国・釜山市は映画界の反発にかかわらず今年のBIFFを予定通り開催するとの立場を表明した。韓国・スターニュースなどが伝えた。

同市は18日、「釜山国際映画祭を守る汎映画人非常対策委員会(汎映画人非対委)」が発表した今年のBIFFへの参加拒否の意思表明について「非常に残念に思う」としながらも、「これまでの発表の通り今年のBIFFを予定通り開催する」との立場を表明した。また、BIFFが過去20年、困難な状況の中でも映画関係者やファンらの応援に支えられてきたとして、「再度、映画界、国内外の映画人や映画ファン、釜山市民の積極的な参加と声援をお願いする」と付け加えた。

韓国の映画団体などがつくる汎映画人非対委は同日、所属メンバーのうち回答者の90%以上の賛成を得たとして、今年のBIFFのボイコットを決議したと発表した。

BIFFは釜山市で毎年10月に開かれる大規模な国際映画祭。14年の開催時、同年4月に起こったセウォル号の惨事をめぐる政府の対応を問題視した作品「ダイビングベル」を、実行委員会が市の中止要請にもかかわらず上映したことが発端となり、行政と映画界の対立が続いている。

今回の報道に、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられた。

「映画関係者がみんな参加しないと言っても強行開催するという釜山市長。他に対策はないのか」
「映画人のいない映画祭…まるであんこのないあんまん」
「それのどこが映画祭なんだ?恥ずかしいからやめてしまえ」

「愚かな市長のせいで莫大(ばくだい)な損失だ」
「釜山市民は何をしてる?間違った行政を正すべきだろう。釜山市長はだんだん朴槿恵(パク・クネ)に似てきているじゃないか」
「政治と芸術はやはり密接につながっている。芸術の運命も政治次第だ」

「釜山市長はずいぶん頑固だな。ミスを認めて謝ればいいのに。まるでセヌリ党(韓国の与党)みたいだ!世界的に非難されるぞ!」
「韓流をつくったのは君たち政治家ではない」
「ミス朴(大統領)が見たっていう『国際市場』(韓国で14年公開。釜山を舞台とした大ヒット映画。邦題『国際市場で逢いましょう』)だけ上映すればいいんじゃない?」(翻訳・編集/吉金)