18日、著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして起訴された韓国世宗大学の朴裕河教授が、法廷で検察と激しい攻防を繰り広げた。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年4月18日、韓国・KBSによると、著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして起訴された韓国世宗大学の朴裕河(パク・ユハ)教授が、法廷で検察と激しい攻防を繰り広げた。

ソウル東部地裁は同日、3回目の公判を開き、国民参与裁判を申請した朴教授側の無罪主張と検察側の有罪立証計画についての検討を行った。

検察は、朴教授が「自発的な売春婦」などの表現で慰安婦の強制性を否定し、「売春」「同志的な関係」などの表現で被害者らの名誉を毀損(きそん)したと主張。これに対し、朴教授側は、「帝国の慰安婦」は日本の行動を批判する目的で、公益のために書いた本であるため名誉毀損には当たらず、「検察は前後の文章の脈絡を無視し、一部の表現だけを根拠に起訴した」として、無罪を主張した。

両者の意見を聞いた裁判所は、国民参与裁判を適用するか否かの決定を次回の公判に延期し、不足する部分に関して追加の意見書を提出するよう求めた。4回目の公判は5月23日午前10時に開かれる予定だ。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「日本は慰安婦の強制性を否定する時、『帝国の慰安婦』を根拠に主張するらしい。それでも『日本を批判する目的で書いた本』と言えるのか?」
「『帝国の慰安婦』との題名を見た時、“帝国”が恥ずかしく感じられるか?“慰安婦”が 恥ずかしく感じられるか?どうしても、『誇らしい帝国の恥ずかしい慰安婦』に見えるのはなぜ?」

「検察はちゃんと本を最後まで読んだ上で、朴教授を批判しているだろうか?」
「世宗大学はなぜ朴氏を教授として採用した?何を考えているんだ?」
「金が稼げるという言葉にだまされて行った人もいれば、無理やり連れて行かれた人もいる。被害者らの証言や当時に関する文書はたくさんある。強制じゃないとしても、だまされて来たのなら、すぐに祖国に帰してあげるべきだった」

「学問や表現の自由を侵害するな。朴教授に罪はない」
「朴教授の考えが道徳的に正しいかどうかは別として、学者の研究成果が記された本を公権力が審判してはいけない」
「朴教授を応援する。慰安婦は“聖域”ではない。それぞれの良心に従って真実を探し出し、意見を発表することのできる社会でなければ!」(翻訳・編集/堂本)