日本を代表する花といえば桜であり、桜の時期に合わせて旅行を計画する外国人も少なくない。しかし昨今の訪日中国人の増加に伴い、日本各地でマナー違反も問題になっており、中国国内でも「中国式花見」を批判する声が出ている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を代表する花といえば桜であり、桜の時期に合わせて旅行を計画する外国人も少なくない。しかし昨今の訪日中国人の増加に伴い、日本各地でマナー違反も問題になっており、中国国内でも「中国式花見」を批判する声が出ている。

 中国メディアの青年時報はこのほど、「西湖でも虐待式花見、民度の低い観光客が逆ギレ」と題して、中国人から見た中国式花見に関する記事が掲載された。

 記事は、花の都・杭州にある花港公園牡丹園で見られたマナー違反を取り上げ、「中国式花見は日本でも批判されたばかりだ」と、同胞の横暴ぶりについて写真を掲載して嘆いている。例えば、木によじ登り、枝に座って写真撮影をする親子や、柵を乗り越えて牡丹と一緒に写真を撮る若者だが、「自分さえ良ければ問題ない」と言わんばかりに、文字どおり花木を踏みにじりながら満面の笑顔なのが印象的だ。しかも、木登り・進入禁止の看板がはっきり写っているため確信犯であるのは間違いない。

 この記事が掲載されたのは、同胞の「非文明的な現状を目撃した」という70歳の女性がメディアに通報したのがきっかけだったという。記者が駆け付けたところ、上記のようなマナー違反があちこちで見られたという。牡丹園側は、係員を配置してマナー違反者に注意をしているものの、拡声器を下ろす暇がないほど忙しいそうだ。注意するとおとなしく従う人もいるが、係員が立ち去るとまた戻ってくる人や、逆ギレする人もいるのだという。担当者は対策としてボランティアの人数を増やすことを考えているようだが、問題の解決になるとは思えない。

 こうした大人たちによるマナー違反が見られる一方で、公園に遠足に来ていた小学生の一群は、ピクニックを楽しんだ後ゴミを持ち帰っていたという。中国ではゴミを持ち帰るという習慣がないため、見ていた中国人は驚いたに違いない。マナーが話題になること自体、中国が変わってきた証しであり、国の未来を担うこうした子供たちが中国を変えていくことを願うばかりである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)