日本を訪れる中国人旅行客による消費は凄まじいものがある。家電量販店などでは、1人で電気炊飯器を大量にまとめ買いする中国人は決して珍しい光景ではなくなった。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客による消費は凄まじいものがある。家電量販店などでは、1人で電気炊飯器を大量にまとめ買いする中国人は決して珍しい光景ではなくなった。

 これまで爆買いの対象となった製品には、電気炊飯器のほかに温水洗浄便座などが知られているが、2016年に入ってからは中国人旅行客の1人あたり消費額が低下し、日用品などが好まれるようになったほか、買い物よりも美容院やエステ、ネイルサロン、温泉のようなコト消費が盛り上がりつつあるとの見方もある。

 このように中国人旅行客による消費の流行は非常に速く変化しているが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で温水洗浄便座や電気炊飯器を購入する中国人の姿はもはや過去のものになりつつあると伝え、「中国人は今は別の商品がお気に入りだ」と伝えている。

 記事はまず、日本の真珠の輸出額が増加していることを指摘したうえで、その背景には中国における需要の高まりがあると指摘。銀座においても真珠のアクセサリーの売り上げが伸びていることを指摘し、日本から真珠が香港へ輸出され、その後、中国に向けて真珠が販売されていることを伝えている。

 香港で2月に開催された宝石展でも真珠が好調な売り上げを記録したと紹介しつつ、中国で真珠のニーズが高まっており、まだブームとまでは言い切れない状況ではあるものの、今後はさらに需要が高まる可能性は高く、日本で真珠のアクセサリーを買い求める中国人も増える可能性は高いと言えそうだ。

 また記事は、中国人旅行客にとって人気が高まっている商品として鉄器や切手を挙げている。この切手とは日本の切手ではなく、中国の切手なのだという。1960-70年代に発売された中国の切手や中華民国時代の切手のうち、日本に存在するものを中国のコレクターが買い求めているという。

 中国人旅行客による爆買い対象の移り変わりの速さには驚くばかりだ。中国人旅行客による爆買いを当てにして設備投資などを行うと、後々痛いしっぺ返しを食らうことになりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)