口クッサ〜の原因は実は舌!プロが伝授「舌のお手入れ」のポイント8つ 

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人と話すとき、口臭が気になった経験はありませんか? それは、ニンニクのように臭いの強いものを食べた直後や歯磨きを忘れた朝、もしかしたら日常的に口臭が気になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

口臭の原因は、歯周病や多量の舌苔(ぜったい)の付着など、口の中の病気や異常によるところがほとんどです。そのため、口臭の予防や改善のためには、口の中を清潔にすることが最も重要だと言えます。

「歯は毎日しっかり磨いている!」という方、歯はきれいでも、舌はきれいに保てていますか……? 特に舌磨きをしたことのない方は、是非やってみましょう。

今回は、歯学博士である川口陽子さん監修の『「息さわやか」の科学』を参考に、口臭対策のための“正しい舌の清掃法”のポイントを8つご紹介します。

 

■ポイント1:水に濡らした舌ブラシを使用する

舌の清掃には、舌ブラシや舌ベラ、柔らかい植毛の歯ブラシを使用します。舌はデリケートですので、普通の歯ブラシで磨くと小さな傷をつけてしまう可能性があります。

磨く際には歯磨き粉の香料が舌を刺激しないように、水に濡らしただけの舌ブラシで行いましょう。

 

■ポイント2:毎日起床直後の1回だけ

舌清掃は、口臭が一番強い時間帯である朝に行うと、一日を快適に過ごすのに効果的です。

起床時は、夜間に口の中の粘膜細胞がはがれ落ちて舌の上にたまっているため、口臭が強いのです。そのため、起床直後がおすすめなのです。

また、舌は皮膚より柔らかい粘膜でできています。そのため、歯磨きのように1日3回も舌をこすっていると舌の粘膜や、味を感じる味蕾(みらい)が傷ついてしまう恐れがありますので、1日1回にとどめてください。

 

■ポイント3:姿勢は下向き加減で、できる限り舌を出す

舌の奥のほうにブラシを入れるとゲッとなって、嘔吐反射がでそうになります。そのため、できる限り舌を前方に出し、息をとめて行うと嘔吐反射を防ぐことができます。

同様に、舌ブラシを上あごにつけないように気をつけましょう。これも嘔吐反射を引き起こす原因となります。

 

■ポイント4:舌ブラシは舌の奥から手前へ、内側から外側へ

磨く際には、舌の外側へ一方通行で磨くことを心がけましょう。手前から奥に動かしたり、前後に往復させたりすると、口の中の垢である舌苔の中に存在する細菌などの感染源を、のどのほうへ送り込む可能性があります。

また、奥に入れる行為は嘔吐反射を引き起こしやすくもなります。

 

■ポイント5:舌ブラシは十分に洗浄する

毛の部分に汚れが付いたままにならないように、毛束を指でしごきながら洗ってください。

また、舌ブラシの保管方法についても重要です。

『WooRis』の過去記事「歯科医が警告する“歯ブラシが不潔になる”NG保管法」でご紹介しているように、

(1)歯ブラシや舌ブラシを家族と同じコップに入れて保管しない

(2)洗面台の鏡の裏など、通気性の悪いところに保管しない

(3)古いブラシと新しいブラシを一緒にしない

の3点に心がけて保管しましょう。

 

■ポイント6:強い力で磨かない

前述したように、舌はデリケートですので強い力で磨くと舌を傷つけてしまうことがあります。

舌ブラシを使用して清掃を行うときの舌表面への圧力は、100gを超えないように行うとよいとされています。

 

■ポイント7:鏡を見ながら行う

口臭の原因になる舌苔を取り除くことが目的ですので、鏡で舌苔が付着しているかどうか、また、どの場所に付着しているのかを確認し、観察しながら行ってください。

鏡を見ながら磨くことで、舌苔の取り残しが少なくなります。

 

■ポイント8:舌にヒリヒリ感を感じたらやめる

舌のヒリヒリ感は、舌清掃のやりすぎのサインですので、ヒリヒリ感が落ち着くまでは舌清掃は中止してください。

味覚を感じる部分は、舌表面に多く存在する味蕾(みらい)という器官です。味蕾の入口である味孔(みこう)を、舌苔が覆ってしまうことが味覚の低下を起こすことがありますが、その舌苔を取るために舌清掃を乱暴に行ったりやりすぎたりすると、同様に味覚に異常をきたすことがあります。

そうなると、食べ物自体のもつ素朴な味がわからなくなり、食事のときに何にでも塩を振って濃い味にしてしまうようになるなど、健康にもよい影響をあたえません。

やりすぎに注意しましょう。

 

以上、舌の清掃法についてお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか?

口臭の原因の90%以上は、歯や口の中に原因があります。また、口臭の原因には病気が潜んでいることもあり、歯や口の病気、鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、その他、糖尿病や腎不全などが考えられます。

口臭から発覚する病気もありますので、歯磨きや舌磨きで口臭の改善がみられない場合は、病院を受診することをおすすめします。病気の場合、早期発見が身体を守ることに繋がりますので、家族や周りの人に協力してもらい治療に努めましょう。

(ライター 沖田かへ)

 

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【参考】

※ 川口陽子監修、植野正之、大貫茉莉(2009)『「息さわやか」の科学』(明治書院)

 

【画像】

※ DPiX Center / Shutterstock