富士通研究所は18日、特定のガス成分だけを抽出し短時間で濃度を計測できる携帯型の呼気センサーを開発したと発表した。

 同研究所は肝臓の代謝や胃がんの危険因子であるピロリ菌感染との相関があると言われているアンモニアに着目し、呼気中のきわめて微量なアンモニアを、他のガスと約2500倍の感度差で測定するセンサーデバイス開発した。これまでは大がかり装置でしか分析できなかった。

 さらに、同技術を応用して肺がんを見分けられるというノナナールを検出する実験にも世界で初めて成功したという。

 同研究所は今後、測定できるガスの種類を増やし、生活習慣病の早期発見のために精密検査を受けるべき人のふるい分けを、体温計のような手軽さで行うことが可能となる技術の実現を目指すとしている。