白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第3回
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

◆正しいアドレス

白石あさえ(以下白石):前回のレッスンでグリップの正しい握り方と、グリップがとても重要なことはわかりました。次に覚えるべきことって何ですか?

内藤雄士コーチ(以下内藤):次はアドレスになります。アドレスとは打つための構えのことで、ここも非常に大切な部分になります。どれだけ正しいスイングの知識を頭に入れていたとしても、構えが間違っていると、いいスイングにはつながりません。私がふだんコーチしているプロたちも、調子が悪くなったときに修正すべき箇所は、ほとんどがアドレスなのです。

白石:そうなんですね。正しく構えるコツを教えてください。

内藤:まず背中にクラブなどをあてて、背筋を伸ばすようにします。背中をまっすぐにする感覚は個々で違いがあるので、背中に棒状のものをあてて、自分なりに胸を張っているような状態が作れれば問題ありません。そこから膝が曲がらないように注意しながら、上体を前傾させていきます。膝を曲げないことで股関節を支点に上体を前傾させられるはずです。腰や背中を曲げるように前傾させないでください。感覚的には前に倒れそうになる限界まで前傾させます。その時点で足のつま先側に体重がかかっていると思います。そこで軽く膝を曲げる。これが正しい前傾の作り方になります。

白石:体って、前に倒れるくらい倒すんですね。

内藤:そうです。理想は足の拇指球に重心が乗る体勢です。かかと側に体重が残っていると、お尻を落としたような構えになってしまいます。これでは体のスムーズな回転は生まれません。特に非力な女性はお尻を落として、かかと側に体重がかかるアドレスになりやすいので注意してください。

白石:前傾が作れたら、そこでクラブを握ればいいということですか。

内藤:その通りです。前傾した状態から、腕をダランと脱力させます。そこがグリップ位置です。鏡などでチェックしてもらいたいのは、アドレスを後ろから見て、肩から真下にラインを引いたときに、その延長線上に拇指球があるかどうかということです。この形はドライバーでもアイアンでも、すべて同じです。

●正しいアドレスの[作り方]

1.股関節を支点に上体を前傾させる。背中にクラブなど棒状のものをあてて、背中を真っ直ぐに伸ばす。

2.膝を曲げないように足を伸ばしたまま上体を前傾させていく。

3.膝を伸ばした状態で前に倒れるギリギリのところで膝を軽く曲げる。

4.膝を曲げた状態から腕を真下にダランと脱力させる。その位置でクラブを握る。

5.拇指球に重心を乗せる。肩から真下に下ろしたラインが拇指球を指していれば、正しく前傾できている証拠です。


(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たし、2016年1月発売の週刊プレイボーイ6号で披露したパーフェクトボディが注目を集める。学生時代はバスケットボールをしていたというスポーツウーマンで、普通免許のほかに大型自動二輪免許も持っている。華奢な見た目からは想像がつかないアクティブな一面を持つ彼女だが、ゴルフはクラブを触ったことがある程度という全くの初心者。「ゴルフはやってみたいと前々から思っていました。今回の企画を通して、コースデビューすることが楽しみです」。身長:164僉B:94 W:60 H:88 血液型:A型

取材・文●出島正登 text by Ideshima Masato