個性的なルーティーンから驚異の飛び!亀代順哉がベストアマに

今後の活躍が期待される若者だ。アマチュアで唯一予選を突破した大阪学院大の4年生・亀代順哉がこの日4つスコアを伸ばしトータル5アンダー6位タイでフィニッシュ。アマがトップ10フィニッシュをしたのは、2013年の「関西オープン」の大堀裕次郎の9位タイ以来となる。
ツアー出場はこれが6試合目。昨年の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」でもベストアマとなり、また並み居るプロを抑えドライビングディスタンスで1位(平均294.88ヤード)に輝いた。今日の試合でも4日間7番と17番で行われた計測の結果、平均301.25ヤードを記録し再びトップに。167センチと上背はないが、強靭な下半身から繰り出される豪打が最大の魅力だ。
亀代は打つ前のルーティーンが一風変わっている。野球の投手のように大きく振りかぶってからワキをしめてアドレスに入るのだ。本人曰くコーチから教わり「2年前からやっている」動作だという。ワキを絞り込むようにすることで身体の内側の筋肉を意識することができ、「やりはじめてから飛距離が20ヤード伸びた」と話していた。
誰もがマネできるものではないだろうが、こうした“個性”もあるのが亀代の面白いところ。今後試合に出る予定は「まだないです」。次週は「関西オープン」の一次予選に挑戦予定でこれを突破していけば、またツアー会場に姿をみせてくれそうだ。
同組のプロたちからやキャディもその実力は評価され、「自信になりました。気持ちをブラさずにやっていきたいです」と今年受験するQTにも弾みがついた。このまま順調に成長していけば、きっとツアーを盛り上げるプレーヤーになってくれるだろう。
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