カセイの車窓から・NBAコービー・ブライアントのシュート3万回を図示化・X線天文衛星「ひとみ」続報(画像ピックアップ28)

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1週間のあいだに拾いきれなかったをニュースを集めてお伝えします。今週は「カセイの車窓から」「コービー・ブライアントの3万699回のシュートを図示化」「JAXAのX線天文衛星ひとみ続報」などをまとめました。

X線天文衛星「ひとみ」、回転の原因はJAXA が送信したプログラムのミスか



JAXAが、通信途絶の状態が続くX線天文衛星「ひとみ」ことASTRO-Hの機体分離の原因が、姿勢制御機能の設定のために地上から送信したプログラムにミスがあった可能性があることを認めました。

これにより ASTRO-H は姿勢が安定していたにもかかわらず、センサーの異常な値から回転していると勘違いし、それを抑えようとして逆に回転を早める悪循環に陥った可能性があるとのことです。

現在の状態は衛星が高速回転、太陽電池パネルの一部などが分離、バッテリー枯渇といった状況、これは先週からほぼ変化ありません。JAXA は14日、奥村直樹理事長が初めて会見を開いて ASTRO-H の通信途絶状態を謝罪しました。

なお、ASTRO-H から分離したとされる物体は JSpOC によって現在11個ほどが確認されています。このうち2つが高度を下げており、4月29日および5月10日に大気圏に再突入・焼失する見込みとのこと。

[Source : JAXA(1), (2)]

コービー・ブライアントが放った3万699回のシュート



L.A.タイムズが、先日現役を退いたNBAスタープレイヤー コービー・ブライアントの20年間、3万699回のショットすべてに日付、対戦相手、ゴールまでの距離、成功/失敗の情報を付与したインタラクティブグラフィックを公開しました。このグラフィックは項目ごとに表示を切り替えることも可能。186回のブザー・ビーターや、現役最後の試合で放ったショットなどがプリセットとして用意されており、他には得点の成否、レイアップやダンクなどシュートのタイプ、対戦相手、シーズンを選んで表示することができます。

素人が見れば画像を見ればまんべんなくどこからでもショットを放っているように見えるものの、シュート成功率が、右サイドからは45%、センター18%、左サイド38%といった統計マニア垂涎の情報なども調べられます。

なおLAタイムズはこの約3万ショットを記したポスターも販売中です。

カセイの車窓から



コービー・ブライアントは NBA という人気スポーツのスタープレイヤーとしてたくさんの子どもたちに夢を与えてきました。一方で、多くの子供達が一度は考えるであろう夢のひとつが、宇宙飛行士になって月や他の惑星へ行くこと。

ロッキード・マーティンは、そんな子どもたちの夢をかなえるため火星を体験できるバスを製作しました。このバスは窓の部分がすべてディスプレイとなっており、バスの動きに連動する VR 映像として火星の風景を映し出します。



このバスは今後、米国の各都市を順にまわる予定。もしかすると10数年後には、このバスの車窓から火星を"体験"した子供のなかから、有人火星探査ミッションに臨む人材が育っているかもしれません。

ISSの風船型拡張モジュールがドッキングに成功



4月9日に SpaceX の Falcom 9 ロケットによって打ち上げられた、膨張するモジュール BEAM(Bigelow Expandable Activity Module)が、ISSへのドッキングに成功しました。これから2年間に渡るテスト運用が開始されます。

NASA は将来の有人火星探査などで、宇宙飛行士が長期にわたって宇宙空間に滞在する際の、健康維持のための空間づくりのための研究としてBEAMを採用、ISSでの実験に使うこととしています。BEAMは硬い外殻を持たず、大きく膨らむことで、これまでよりも大きな内部空間を確保することができます。

今回のテスト運用は、太陽からの放射線の影響やデブリの衝突、宇宙空間の極端な温度変化に耐えられるかを確認するのが目的。5月下旬には実際に内圧を掛けて膨張させる試験も実施する予定です。

なお、試験用 BEAM はその試験期間が終了すればISSから切り離され、大気圏で焼却される予定です。

MBRを暗号化してPCを起動不能にするランサムウェアPetya



 

最近のPCセキュリティで話題となるのがランサムウェア。感染したPCのHDDを暗号化して人質に取り、解除方法と引き換えに金銭を要求します。

新たに発見されたランサムウェアPetyaは、求人に応募してきた書類を装った添付ファイルとともにPCに感染し、これをユーザーが知らずに実行してしまうとブルースクリーンを表示します。そしてユーザーがPCを再起動すると、自動的にHDDをチェックするツール CHKDSK が実行しているように見せかけつつ、HDDマスターブートレコード(MBR)を書き換えます。そして、次の起動の際にはPCは Windows ではなく、アスキーアートのドクロマークが表示され、解除するには約0.9BTC(約4万円強)を支払うようメッセージが表示されます。

なお、Petya はOSが起動する前に動作するため、感染したPCはもはやインターネットにも接続できません。したがって、解除のためには別にインターネット接続用のPCなどが必要となります。また他のランサムウェア同様Petyaに暗号化されたファイルを複号化する方法は見つかっていません。