15日、韓国メディアによると、韓国教育部が使用を禁止した教科書を使って旅客船セウォル号惨事に関する授業を行った韓国の高校教師が、懲戒処分を受ける可能性が出ている。資料写真。

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2016年4月15日、韓国・東亜日報によると、韓国教育部が使用を禁止した教科書を使い、旅客船セウォル号惨事に関する授業を行った韓国の高校教師に対し、懲戒処分が下される可能性が出ている。

韓国の全国教職員労働組合(全教組)がセウォル号の惨事から2年を迎えるのに当たり作成した教材「記憶と真実に向けた416教科書」は、朴槿恵(パク・クネ)大統領を怪物に例えたとも取れる記述があることなどから物議を醸しており、教育部が現場での活用禁止を通知していた。

教育部によると、「京畿道の高校教師が今月8日、同教材のコピーを生徒に配布し授業を行った」とのネット記事を確認し、同校への立ち入りを含め調査を進めているという。特に、使われた教科書が同校の運営委員会の審議を経ていたのか、また校長がこの授業について事前に承認していたのかを集中的に調べる方針だ。

同部は調査結果を総合的に判断した上で懲戒について決定するとしている。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「事実を教えてるのになぜ?」
「教育部の長官を拘束しろ」
「正しいことは正しい、間違ったことは間違いと言っているのに、これのどこが懲戒事由に?この国は北朝鮮か?」

「セウォル号の惨事は政治的な問題だったんだね」
「教材を使用禁止にすること自体、軍事独裁時代に回帰しているようなもの」
「独裁国家か?別に利敵書籍でもなくセウォル号に関連した教材を使ったというだけで、どこが間違っているんだ?」

「僕的には問題ない授業だと思うけど?」
「怪物という表現は当たってるよ。あれだけたくさんの子どもたちが犠牲になったのにまばたき一つしなかった。人間の感情を失ったとしか思えないね」
「先生が魔女狩りの標的になっちゃったね。でも本当の魔女が誰なのか、国民はみんな知っている。先生の勇気に拍手」(翻訳・編集/吉金)